AACA CUP 

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【今年新加入の岸崇仁選手】

《レース情報》

日時:2017218日 12時レーススタート

開催地:国営木曽三川公園 長良川サービスセンター前特設コース
http://kisosansenkoen.jp/

出走メンバー

・吉岡直哉

・下島将輝

・岸崇仁

・柴田雅之

・新城銀二

(西尾選手は故障調整中)

Jプロツアー開幕前にチームの現状を把握するべく参戦が決まったAACA CUP

アマチュア選手も参加するレースですが、開幕前とあって、キナンサイクリング
・マトリックスパワータグ・インタープロサイクリング
アカデミーなどJプロツアーチームも

参戦するレベルの高いものとなりました。ブラーゼンはこのコースと相性の良い
下島選手を中心に、全員が積極的な
レースをすること、後手に回ってしまった際
の動きなどの確認も入念に行い、2017年最初のレースに臨みました。

 

 

レースは序盤からアタック合戦が長く続きます。
ブラーゼンはこの日エースを任された下島選手を含め全員が積極的に動いていきます。
新城選手が何度か単独で抜け出すシーンもありますが、なかなか逃げが決まりません。

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【スプリントエースの下島選手も積極的にアタックする】

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【着実に力を伸ばしている新城選手が単独で抜け出す】

レース開始から1時間ほどが経過すると下島選手と柴田選手を含む5名のグループが
集団からリードを奪いますが、上手くローテーションが回らず2周ほどで吸収されます。

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【柴田選手と下島選手含む5名が抜け出す】

逃げが決まったのはその次の動き。岸選手のアタックにインタープロサイクリングアカデミーのトム
選手とキナンサイクリング野中選手が反応。
イナーメ信濃山形の豊田選手が反応し、これに乗って新城選手も合流。
集団はストップし、この5名の逃げが決まります。岸選手と新城選手以外のメンバーはキナンサイク

リング・野中選手、インタープロ・トム選手、イナーメ信濃山形・豊田選手。

集団は逃げにメンバーを送り込んでいないマトリックスパワータグが牽引。先行5名とのタイム差を
30秒以内にキープしながら周回を重ねていきます。

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【トム選手と抜け出したのは岸選手】

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【長いアタック合戦から抜け出した5名が協調して終盤まで逃げ続ける】

 

ブラーゼンはアシスト選手2名を逃げに送り込み、集団内では吉岡選手、下島選手、柴田選手
が連携して力を温存。逃げ切りでも大集団スプリントでも勝負が出来る展開です。

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【次の展開に備え集団内でまとまって走る3選手】

集団はマトリックスパワータグが牽引を続けますが、残り4周回になってもタイム差は30秒ほど。
そこからアシスト選手2名が遅れ一時15秒ほどまで差を詰めますが、逃げの5名も粘ります。
残り2周になってもタイム差は縮まらず先行5名の逃げ切りが見えてきます。

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【集団が迫るが逃げグループも粘る】

この5名での純粋なスプリント勝負には分がないと判断した清水監督は、逃げグループを崩壊
させてさらに人数を絞る、もしくはけん制させて集団に引き戻す狙いで、新城選手にアタックの
指示を送ります。指示を受けた新城選手は何度か攻撃をしかけ抜け出しを図りますが、野中
選手や豊田選手が反応し、これを引き離すには至りません。

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【清水監督の指示を受けアタックする新城選手】


後続の大集団も最終周回にはすぐ後ろに迫り、ここでシエルヴォ奈良の山本選手が逃げグループに
ブリッジ。最終盤で逃げグループは
6名となります。吉岡選手と下島選手もこの動きは
見えていましたが、他のチームのアシストになってしまうおそれもあったので集団で待機。
大集団でのスプリントに備えます。

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【6名となった最終盤の先頭。岸選手が最終コーナーの先頭を獲りに行く】

最後はギリギリで先行の6名が逃げ切り、勝負を託された岸選手がスプリントに臨みますが、
スプリント力に勝る
3名に捲られ4位でゴール。終盤に攻撃を仕掛けた新城選手は6位となりました。

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【最後はスプリント力のある野中選手の後塵を拝した】

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【岸選手は4位でゴール】

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【6位でゴールした新城選手】

清水監督のコメント

「序盤から積極的にアタックしどの動きにもチームで対応できた所は良かったです。

ただ勝つためには足りない部分があったのも確かです。

開幕までの1ヶ月でその部分を補えれば勝利の二文字が見えてくると思います。

24日から始まる沖縄合宿で一段階レベルアップし開幕戦に挑みます!」

 

岸選手のコメント

「今回のレースはチームとして勝ちを狙いながら、積極的なレース展開をすることを意識してい

ました。中盤下島さんと柴田の2人を含む逃げができましたが、なかなか差が開かなかったの

で追いつくなと思い集団前方に位置どり、自分はその逃げが捕まるタイミングで行こうと決めそ

の瞬間に攻撃をしかけました。自分に2人ついてきてその追走で銀二が追いついてきて計5名

の逃げができ、ブラーゼンとしてはすごく有利な展開を作ることが出来ました。後半チームの指

示で銀二にアシストしてもらい自分が最後勝負することになり最終コーナーを先頭で回りました

が、自分の力不足で負けてしまいました。今回自分にチャンスをくれたチームと一緒に逃げた

銀二には申し訳ない結果でした。レース全体を通してみたらチームがしっかり機能できていま

したが、この失敗は2度とできないので開幕戦の宇都宮までには修正していきます」


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【レース後のミーティング。敗因を洗い出し開幕戦に向かう】