宇都宮ロードレース 吉岡直哉が優勝!
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
開催地: 栃木県宇都宮市大谷町909
レース距離: パレード走行6㎞+6.4㎞×11周 76.4㎞
スタート時刻: 12:30
出走メンバー
・吉岡直哉
・下島将輝
・岸崇仁
・柴田雅之
・新城銀二
(西尾選手は故障調整中)
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初開催となる宇都宮ロードレースは、ジャパンカップで使用されるコースの一部を使った厳しいコースプロフィールによって、サバイバルなレースとなりました。
ゴール地点は「鶴カントリークラブ」前、最大勾配16%の登坂・通称”鶴の壁”
ブラーゼンは、この厳しい登りゴールに吉岡選手を良いポジションで送り込むため4名の選手がアシストに回ります。
各チームが登りで主導権争いのアタックを仕掛けるなか、前日のクリテリウムでも積極的な走りを見せていた柴田選手や、成長著しい新城選手が序盤の動きに対応します。エース吉岡選手は様子をみながらも有力な選手のアタックには自らチェックに入り、これを岸選手がサポート。
【新加入の岸選手がこの日重要な役割を担った】
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登りでいくつか抜け出しがありながらも、その後の平坦・アップダウンで吸収という展開を繰り返し、集団は少しづつ人数が絞られていきます。
決定的なアタックが決まらないまま残り3周になると、集団前方はマトリックスパワータグと宇都宮ブリッツェンが固まり、勝負所へ向けた緊張感が高まります。
残り2周になると、自身の適正コースではないながらも的確なタイミングでチームの為に動いた下島選手と、序盤からのアシストを務めた新城選手が仕事を終えます。
【マトリックスやブリッツェンなど有力チームの動きに対応する下島選手】
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【厳しい登りコースでも19歳の新城選手はしっかりと仕事をこなした】
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残り2回となった登坂区間”鶴の壁”でブリッツェンが隊列を組んでペースアップ。集団は崩壊しますが、この動きには吉岡選手がしっかりと対応。一時、先頭は有力選手10人ほどに絞られますが、登りが終わると先頭はけん制し、20名ほどの後続集団が追いつきます。この後続集団から岸選手が吉岡選手に追いつき、最後の登坂まで吉岡選手をサポートします。
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岸選手のサポートを受けた吉岡選手は、マトリックスパワータグと宇都宮ブリッツェンのけん制の隙をついてゴール手前300mからスプリントを開始。他の選手がインナーギアを使う中、アウターギアのままでゴールまで踏み切った吉岡選手が、他の追随を許さず見事優勝。嬉しいJプロツアー初優勝をチームにもたらしました。
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吉岡選手のコメント
「ラストは展開としても理想通りとなり、予定通りすこし早めに自分の力を信じてスプリントを開始しました 。ゴールまでの300mはとてつもなく長く感じましたが、 沿道のブラーゼン旗に勇気を貰い、 ブラーゼンを応援してくださってる皆様に力を貰い、 最後の頂上までもがききる事ができました。チームメイトがいなければ今日のレースはうまく運ばなかっただろ うし、僕は勝てませんでした。チームの勝利、 ブラーゼンを支えてくださっている皆様の勝利です!!栃木で初優勝できてよかったです」
清水監督のコメント
「チーム設立5年目にしてJ PRO TOURで初優勝できました!常日頃応援して頂いている皆様方に優勝のご報告ができることを嬉しく思います。ただ、これで終わりではないです。この勝利を起爆剤とし2勝、3勝と勝利を重ねていきます。選手は今日からトレーニングを行なっており、 次戦のツールドとちぎに向けて気持ちを切り替えています。シーズンは始まったばかりですので今後とも変わらぬ応援を宜しく お願いします」
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