UCI2.2 [ツール・ド・とちぎ]
大会公式webサイト→http://www.tourdetochigi.com/
LIVE配信→https://freshlive.tv/roadrace
コースプロフィール→http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=e6fd92d4225cc7520b61df5a437f1e83
1日目・2日目と見せ場を作れなかったブラーゼンは、この日もステージ優勝に絞ったレースを目指します。第1,第2ステージでチーム為に力を尽くしDNFとなった下島選手、新城選手を欠く3名でのスタートとなりましたが、この日は序盤から岸選手が仕掛けます。
最初の山岳ポイントに向かう緩い上り坂で、ブリヂストンアンカーのダミアン・モニエ選手と飛び出します。しかし、グランツールで優勝経験のあるモニエ選手を含む飛び出しは、リーダーチームのグストが許さず吸収。
勾配が厳しくなるとキナンサイクリングとブリヂストンアンカーがアタックを仕掛け、山岳ポイントを越えると先頭は20名ほどに。ここには吉岡選手がしっかりと対応し、さらなる抜け出しを試みます。
【各チームのエースと互角に渡り合う吉岡選手】
©Hideaki TAKAGI
先頭グループの中から決定的なアタックが決まらないまま30㎞地点を過ぎると、後方から遅れた選手が復帰します。パンクに見舞われ遅れた柴田選手と、序盤で積極的に動き山岳ポイントで遅れていた岸選手も復帰。集団は一つになりしばらく距離を重ねます。
【集団は再びひとつにまとまる】
©Hideaki TAKAGI
レースがやや落ち着いたおよそ50㎞地点で、ブリヂストンアンカーの石橋選手が単独でアタックを成功させ、集団は総合リーダーのアタック・チームグストがコントロールを開始します。
石橋選手は快調にリードを広げ、最大2分ほどのアドバンテージをもって逃げ続けましたが、レース終盤には、ゴールスプリントを狙うマトリックスパワータグや、オリヴァース・リアル・フード・レーシングも牽引に加わり、ラスト10㎞を切って吸収。大集団でのゴールスプリントへ向かいます。
【ゴールスプリントへ向けてポジションをキープする吉岡選手と柴田選手】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
各チームスプリントに向けた位置取り争いが激化する中、吉岡選手がラスト1㎞を切った段階で5,6番手につけます。しかし、ここで先頭の選手がコースを間違えるアクシデントが発生。進路を失った吉岡選手はコースアウトし、絶好のチャンスを逃してしまうことに。
逆サイドでは単独で位置取りをしていた柴田選手が、最終コーナーを好位置でクリアし、そのままスプリントへ向かいます。
スプリンターの脚質ではない柴田選手でしたがなんとか食らいつき、10位でゴール。
優勝はチーム右京エゴイツ・フェルナンデス選手となりました。
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
―リザルト―
1位 エゴイツ・フェルナンデス(チーム右京) 2:19’34”
3位 ベンジャミン・ヒル(アタッキ・チームグスト) ”
10位 柴田雅之 ”
第3ステージ全リザルト→http://jcf.or.jp/wp2012/wp-content/uploads/downloads/2017/04/C04-Stage3.pdf清水監督のコメント
清水監督のコメント「第3ステージはリーダーチームの牙城を崩すことができず大集団ゴールスプリントとなりました。 吉岡選手が良い番手につけるも先頭がコースを間違いコースアウト。吉岡選手もコースアウトしチャンスを失いました。 ホームレースで結果を出せず申し訳ない気持ちで一杯です。選手はそれぞれのベストを尽くしてくれました。 自分の采配が当たらなかっただけです。 レースでの悔しい思いを晴らすのはレースでしかありません。次戦の群馬2連戦へ向けて気持ちを切り替えます! 3日間応援ありがとうございました。最後に地元でこの様な素晴らしいラインレースを走らせて頂いたツ ールドとちぎ関係者各位に感謝します。ありがとうございました!」