Jプロツアー第3戦[東日本ロードクラシック群馬大会 Day-1]
レース距離:6㎞×20周回 120㎞
群馬サイクルスポーツセンター→http://www.gummacsc.com/
群馬県利根郡みなかみ町新巻3853
・新城銀二
エントリーリスト→http://www.jbcf.or.jp/images/2017/04/RACE_ENTRY_GUNMA-1_0417.pdf
宇都宮での2連戦を終え、現在Jプロツアーでチームランキング3位・個人ランキング2位につけるブラーゼンは、この日も吉岡選手をエースに据え、優勝を目指しました。
この日、最初の見せ場を作ったのは岸選手。

【岸選手がこの日も積極的な走りを見せる】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
しかし、この動きは4周目には吸収。
すると替わって新城選手が単独でアタックを仕掛けますが、他チームの同調がなく、これも2周ほどで吸収されます。
ここで柴田選手がパンクのアクシデント。登りに強い柴田選手を失い、ブラーゼンにとっては痛い展開となってしまいます。
レースの大部分を占める逃げが決まったのは7周目。マトリックスパワータグの安原選手とシマノレーシングの西村選手が抜け出し、これにインタープロサイクリングアカデミーのジュリアン選手が合流します。
10周目には、この3名を追って4名の追走が出来ます。
ここまでの動きにブラーゼンはメンバーを送り込むことが出来ず、下島選手と新城選手が集団のコントロールを開始。
【ツール・ド・とちぎに続き、新城選手と下島選手が集団を牽引する】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
レースはしばらく先頭3名→追走4名→メイン集団の構図で進みます。
この時点で、先頭と追走にメンバーがいないのは、ブラーゼンと宇都宮ブリッツェン、愛三工業など。
下島選手と新城選手は宇都宮ブリッツェンの阿部選手と共に集団を牽き続けます。
先頭とメイン集団のタイム差は最大2分ほどまで開きますが、12周目に追走グループが崩壊し、ここにメンバーを送り込んでいたキナンサイクリングがメイン集団の牽引に加わり、さらに愛三工業も追走を開始するとタイム差は一気に詰まります。
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
16周目になり先頭3名とのタイム差を1分以内まで詰めたところで、ここまで力を尽くした下島選手と新城選手がレースを終えます。さらにこの動きを引き継いで岸選手も集団を牽引し、17周目にはついに集団は一つに。
18周目には岸選手も遅れ、先頭集団では吉岡選手が単独で各チームのエースとゴールに向けた激しい攻防を繰り広げます。
いくつかの動きはあるものの、集団はばらけることなく、30名ほどのスプリントに。
マトリックスやシマノレーシングが人数を揃える中、吉岡選手は単独でスプリントに挑みますが、その逆サイドから抜群のスピードで抜け出したのはキナンサイクリングの中島選手でした。
【ガッツポーズでゴールする中島選手とは逆のラインで吉岡選手が悔しさを滲ませる】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
吉岡選手も良い感触でゴールスプリントに挑みましたが、前のラインが塞がってしまい惜しくも8位でゴールとなりました。
ーリザルトー
1位 中島康晴 キナンサイクリングチーム 3:01”14
8位 吉岡直哉 那須ブラーゼン ”
全リザルト→http://www.jbcf.or.jp/images/2017/04/2017gunma01_result.pdf
清水監督コメント
「ツールドとちぎでの敗戦から学んだことを群馬2連戦で生かすこと
が今回の目標です。逃げ集団を外した時の対応の早さや仕方、 エースとアシストの役割等を確認、共有しレースに挑みました。柴田選手を早々にパンクで失い4人となり厳しいレース展開となり ましたが逃げ集団を外しても落ち着いて集団を牽引し振り出しに戻 す事ができました。 最後は吉岡選手が単独となりましたがブラーゼンは他力本願ではな いレースをしました。負けはしましたが次に繋がるレース展開だったと思います。明日も果敢に挑みます!応援宜しくお願いします」