那須ロードレース
《出場選手》
・吉岡直哉
・下島将輝
・岸崇仁
・西尾勇人
・新城銀二
【ホームタウン那須町の役場前をスタート】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
ホームレース2日目。
那須町役場前をスタートフィニッシュとする7.1㎞の周回コース。道が細く短い登りと、ゴールに向かう緩やかな登り区間、その他は下りか平坦で比較的スピード系のコースです。
レースは、1周目に大規模な落車が起きてしまいレース距離が106.5㎞から85.2㎞に短縮となります。
レースが再開して1周目。岸選手と西尾選手が10人ほどで先行します。
【レース序盤。アタックする西尾選手】
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しばらく15秒ほどで逃げますが、2周目には吸収。するとゴールまでの緩い登り区間でブリヂストンアンカーのダミアン選手が強力にペースを上げ、平坦区間で14人の逃げが出来ます。ここにブラーゼンから吉岡選手と下島選手が入ります。
【田園地帯を抜ける平坦路で逃げが出来る】
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各チームのエース級を複数人乗せた逃げを集団は容認。集団はスローダウンし1分以上の差が付きます。
先頭は協調して周回を重ねますが、後方のメイン集団では、アタック合戦。その中から7周目にはメイン集団から5名の追走集団が形成されます。この追走集団は1周かけて先頭14名に合流。先頭は19名に。
各チーム2~3名を乗せ、集団は完全にストップ。勝負は19名に絞られます。
【登り区間を行く吉岡選手】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
【有力チームのエースが抜け出した後のメイン集団は完全にストップ】
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残り距離が少なくなると、先頭集団ではアタックが激しくかかりますが、吉岡選手がこれに対処し、下島選手のスプリントのために動きます。
19名から人数を減らしながらも先頭は一つになってゴールスプリントへ。
エースを任された下島選手を、吉岡選手が引き上げスプリントに向けて好位置をキープします。
【各チームのアタックに対応する吉岡選手】
【吉岡選手はこの日、アシストとしてチームの為に走った】
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しかし、最後の最後に誤算が。
ここまで各チームの攻撃で消耗し切った下島選手がゴールに向けた緩い登りで脚が攣ってしまいます。
下島選手は、ゴールを目の前にしてスプリント力を発揮できず、残念ながら12位でフィニッシュとなりました。
優勝はブリヂストンアンカーの初山選手の牽引から放たれた鈴木龍選手。2015年に所属した那須で、プロ初勝利を挙げました。
【下島選手が悔しさをにじませながらゴール】
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【下島選手を最後までアシストした吉岡選手が最高位の11位】
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清水監督のコメント
「JPTホーム戦2日目の那須ロードレースは柴田選手を欠く5名で
の出走となりました。5名の選手が、それぞれの仕事を全うし勝ち逃げ集団に吉岡選手、 下島選手を送り込むことができました。理想の展開に持ち込み勝負しましたが勝利へは届きませんでした。 ただ、全力を出し切っての負けなので、必ず次に繋がると思います。この結果を経て、 このチームで勝ちたい気持ちが更に強くなりました。JPTホーム2連戦で勝つことはできませんでしたが、今後のレース を期待して頂ければ幸いです。2日間、夢のような舞台を整えて下さった関係者スタッフさん・ ボランティアスタッフさん、 そして応援して頂いたファンの皆様ありがとうございました!
今後とも那須ブラーゼンを宜しくお願いします」
—リザルト—
1位 鈴木龍(ブリヂストンアンカー)
2位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
3位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
11位 吉岡直哉(那須ブラーゼン)
12位 下島将輝(那須ブラーゼン)
全リザルトはこちら→http://www.jbcf.or.jp/images/2017/06/2017nasu_cr_result.pdf