那須ロードレース

開催日:2017年6月11日
開催地:栃木県那須郡那須町寺子丙3-13
レース距離:7.1㎞×12周=85.2㎞

《出場選手》
・吉岡直哉

・下島将輝
・岸崇仁
・西尾勇人

・新城銀二

 

 

 

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【ホームタウン那須町の役場前をスタート】

©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

ホームレース2日目。
那須町役場前をスタートフィニッシュとする7.1㎞の周回コース。道が細く短い登りと、ゴールに向かう緩やかな登り区間、その他は下りか平坦で比較的スピード系のコースです。
レースは、1周目に大規模な落車が起きてしまいレース距離が106.5㎞から85.2㎞に短縮となります。

レースが再開して1周目。岸選手と西尾選手が10人ほどで先行します。
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【レース序盤。アタックする西尾選手】

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しばらく15秒ほどで逃げますが、2周目には吸収。するとゴールまでの緩い登り区間でブリヂストンアンカーのダミアン選手が強力にペースを上げ、平坦区間で14人の逃げが出来ます。ここにブラーゼンから吉岡選手と下島選手が入ります。
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【田園地帯を抜ける平坦路で逃げが出来る】

©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

各チームのエース級を複数人乗せた逃げを集団は容認。集団はスローダウンし1分以上の差が付きます。
先頭は協調して周回を重ねますが、後方のメイン集団では、アタック合戦。その中から7周目にはメイン集団から5名の追走集団が形成されます。この追走集団は1周かけて先頭14名に合流。先頭は19名に。

各チーム2~3名を乗せ、集団は完全にストップ。勝負は19名に絞られます。
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【登り区間を行く吉岡選手】

©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

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【有力チームのエースが抜け出した後のメイン集団は完全にストップ】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

残り距離が少なくなると、先頭集団ではアタックが激しくかかりますが、吉岡選手がこれに対処し、下島選手のスプリントのために動きます。

 

19名から人数を減らしながらも先頭は一つになってゴールスプリントへ。

エースを任された下島選手を、吉岡選手が引き上げスプリントに向けて好位置をキープします。
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【各チームのアタックに対応する吉岡選手】

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【吉岡選手はこの日、アシストとしてチームの為に走った】

©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

しかし、最後の最後に誤算が。

ここまで各チームの攻撃で消耗し切った下島選手がゴールに向けた緩い登りで脚が攣ってしまいます。

下島選手は、ゴールを目の前にしてスプリント力を発揮できず、残念ながら12位でフィニッシュとなりました。

優勝はブリヂストンアンカーの初山選手の牽引から放たれた鈴木龍選手。2015年に所属した那須で、プロ初勝利を挙げました。
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【下島選手が悔しさをにじませながらゴール】

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【下島選手を最後までアシストした吉岡選手が最高位の11位】

©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

清水監督のコメント

「JPTホーム戦2日目の那須ロードレースは柴田選手を欠く5名での出走となりました。5名の選手が、それぞれの仕事を全うし勝ち逃げ集団に吉岡選手、下島選手を送り込むことができました。理想の展開に持ち込み勝負しましたが勝利へは届きませんでした。ただ、全力を出し切っての負けなので、必ず次に繋がると思います。この結果を経て、このチームで勝ちたい気持ちが更に強くなりました。JPTホーム2連戦で勝つことはできませんでしたが、今後のレースを期待して頂ければ幸いです。2日間、夢のような舞台を整えて下さった関係者スタッフさん・ボランティアスタッフさん、そして応援して頂いたファンの皆様ありがとうございました!
今後とも那須ブラーゼンを宜しくお願いします」

 

 

—リザルト—

1位   鈴木龍(ブリヂストンアンカー)

2位   ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)

3位   小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)

 

11位    吉岡直哉(那須ブラーゼン)

12位   下島将輝(那須ブラーゼン)

 

全リザルトはこちら→http://www.jbcf.or.jp/images/2017/06/2017nasu_cr_result.pdf