開催日:2017年7月22日(土) 13:05スタート
開催地:長野県上伊那郡宮田村2569〜宮田高原キャンプ場登山道

レース距離: 10.7㎞ 平均勾配8.6% 標高差890m
レースレイティング:A-h

《出場選手》

・吉岡直哉
・下島将輝
・岸崇仁
・西尾勇人
・柴田雅之
・新城銀二

公式ページ→http://www.jbcf.or.jp/races/20170722_id=13607


 安定感のある走りで吉岡が5位に

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY 

 

今シーズン初のヒルクライムレース。登り区間のみを使用した10.7㎞のレースは序盤から「登れる」選手と、そうでない選手がはっきりと分かれます。
ヒルクライムのスペシャリストと呼べる選手は居ませんが、チーム内でこのコースに適した脚質を持つのは、吉岡選手と柴田選手。この2名以外は、翌日のクリテリウムにフォーカスするため、コンディショニングも兼ねたレースとなりました。

レースがスタートすると、マトリックスパワータグのアシスト選手たちがハイペースを刻み、次第に「登れる」選手たちが先頭グループを形成します。序盤は吉岡選手、柴田選手、岸選手が前方でレースを進めますが、 5㎞ほどを過ぎると先頭はホセ・ビセンテ選手が独走を開始。
後続は宇都宮ブリッツェン雨澤選手とマトリックスパワータグの田窪選手が第2グループ。ブラーゼンからはその後ろの4名の第3グループで吉岡選手が追走を続けます。

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY 

 

吉岡グループのメンバーは、シマノレーシングの入部選手と湊選手、宇都宮ブリッツェンの飯野選手。
吉岡選手は追走集団の先頭を牽いて追走を続けますがその差は詰まらず、そのまま4位争いのグループでゴールすることとなります。

優勝は最後まで独走を続けたマトリックスパワータグのホセ・ビセンテ選手。吉岡選手は第3グループでの4位争いに敗れ、5位となりました。

 

ルーキー柴田が才能の片鱗を見せる8位

その吉岡グループの後方で小集団を形成したのが柴田選手でした。
シーズン序盤からトレーニングでは登りでの適性を見せていましたが、今シーズンはここまでアシストとしてチームの為に力を使うことが多かった柴田選手。
登りの厳しいコース設定となっていた6月のツール・ド・熊野や全日本選手権では、落車やコンディショニンの波からそのチャンスを失っており、ここまで目立ったリザルトを残せていなかっただけに、このみやだヒルクライムに賭ける想いは強かったことでしょう。

序盤は先頭グループでレースを展開し、中盤以降、自身の維持できるペースを守り続け、ルーキーながら見事に8位でフィニッシュしました。

「落車の影響があり、まだ本調子ではない」と語る柴田選手。今後更なる成長が期待されます。

 

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY 

 

 


ーリザルトー

1位  ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ) 33’49”
2位  雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +40″
3位  田窪賢次(マトリックスパワータグ)+1’23”

5位  吉岡直哉(那須ブラーゼン) +1’51”
8位  柴田雅之(那須ブラーゼン) +2’35”

全リザルトはこちら→http://www.jbcf.or.jp/images/2017/07/miyadahc2017_result.pdf

清水監督のコメント
「ヒルクライムに特化した選手が不在の中でどこまで頑張ってくれるか不安でしたが、エースの吉岡選手が奮闘し5位に入ってくれました。
柴田選手も悪くない位置でゴールし、明日のクリテリウムへ良い形で入ることができます。クリテリウムでは優勝を狙います!明日も引き続き応援宜しくお願いします」