開催日:2017年10月22日(日) 10:00スタート
開催地:栃木県宇都宮市森林公園周回コース
レース距離:10.3㎞×14周=144.2㎞ 10.3㎞×10周=100.3㎞
《出場選手》
・吉岡直哉
・下島将輝
・岸崇仁
・西尾勇人
・柴田雅之
公式ページ→http://www.japancup.gr.jp/
アジア最高峰のロードレース ジャパンカップ
クリテリウムに続き22日(日)は宇都宮市森林公園に場所を移し、アップダウンの厳しいロードレースが行われます。
アジア最高峰のワンデイレースにカテゴライズされ、上位40位までにUCIポイントが付与されます。ブラーゼンの目標は表彰台の獲得。純粋なゴール勝負ではなく、山岳賞を狙った作戦をとりました。普段は後半まで温存する吉岡選手も前半からアタックのオーダーが出ます。
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
作戦通り、レーススタートと同時に吉岡選手がアタックを仕掛けます。大雨の影響で周回は10周回に短縮され、山岳賞は2,4,6,8周に設定されました。
その2周目に吉岡選手が飛び出します。10名ほどの選手と集団から若干飛び出しながら山岳賞の掛かった古賀志林道の登りへ。早速山岳賞が狙える展開でしたが、初山(ブリヂストンアンカー)、トマ・ルバ(キナンサイクリング)、トールク(LOTTO-NL)の3名に先行を許し、トマ・ルバ選手が山岳賞を獲得しました。
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古賀志林道の頂上で抜け出した3名は、そのまま逃げ続け、吉岡選手がその後方で9名の追走グループを形成し追走します。追走メンバーは、佐野淳哉(マトリックス)、別府史之(トレック)、平塚吉光(右京)、アラン・マランゴーニ(NIPPO)、ダニーロ・ウィス(BMC)、ダヴィデ・フォルモロ(キャノンデール)、ホセヴィセンテ・トリビオ(マトリックス)、西薗良太(アンカー)と有力選手が揃います。
追走グループの方が人数が多く、先頭の3名とは再び合流するかと思われましたが、追走グループ内で全員が協調することはなく、タイム差がどんどん広がっていきます。
メイン集団は前のグループに選手を遅りこんでいない宇都宮ブリッツェンが牽引。5周回目には吉岡グループがメイン集団に吸収され、先頭3名とメイン集団という構図になりました。
この時点でメイン集団は50人程に絞られており、ブラーゼンは吉岡、岸、柴田の3選手のみとなります。
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
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7周目には4名の追走が出来ますが、8周目には吸収。レースが大きく動いたのは9周目。古賀志林道の登りを経てメイン集団から、マルコ・カノラ(NIPPO-VINIFANTINI)、ベンジャミン・プラデス(TEAM UKYO)、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が飛び出し、先頭3名に合流。そのまま6名で最終周回に入ります。最後の古賀志林道で初山選手が遅れ先頭は5名に。序盤から逃げ続けたトマ選手、トルーク選手が先頭を牽けなくなる中、雨澤選手やマルコ・カノラ選手が牽引を続け、5名でのゴールスプリントに。
先頭でスプリントを開始したマルコ・カノラ選手が圧倒的なスプリント力で前日のクリテリウムと併せて2日連続の優勝を成し遂げました。
吉岡選手は第3グループでゴールし、23位。序盤にパンクで脚を使ってしまい、厳しい状況となりながらも粘り強く走った柴田選手が39位でゴール。
表彰台の獲得は、今年も叶いませんでしたが2選手がUCIポイント圏内でゴールし、チームの成長を感じさせてくれるレースとなりました。
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ーリザルトー
1位 マルコ・カノラ(NIPPO-VINIFANTINI)
2位 ベンジャミン・プラデス(TEAM UKYO)
3位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
23位 吉岡直哉
39位 柴田雅之
公式リザルト→http://www.japancup.gr.jp/sites/default/files/docs/C06_RoadRaceResults.pdf
清水監督のコメント
スタート前に天候の影響でオーガナイザーより周回数が10周に変更され、山岳賞周回も2,4,6,8周と変更になりました。作戦は変更せず、逃げ集団に入り山岳賞を狙いスタートしました。
2周目の登りで形成された3名の逃げ集団に入ることができませんでしたが、その後ろの9人の追走集団に吉岡選手が入り、 逃げ集団に追い付けばチャンスだなと思いました。しかし追いつく事はなくメイン集団に戻ることとなり、 プランBのUCIポイント獲得に作戦を変更しました。結果吉岡選手が23位、 柴田選手が39位に入りUCIポイントを獲得することができたこ とは良かったです。目標は達成できませんでしたが諦めない走りを魅せてくれました。2日間雨の中で沢山応援して下さりありがとうございました! 雨で濡れて風邪など引かないように御自愛下さいませ。
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
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