開催日:2017年11月12日(日) 6:45スタート
開催地:沖縄県北部地域 名護市名護21世紀の森公園前スタート
レース距離:210㎞

《出場選手》
・吉岡直哉
・西尾勇人
・岸崇仁
・柴田雅之

公式ページ→http://www.tour-de-okinawa.jp/index.html

ライブ映像配信→https://freshlive.tv/cycling/166078


最終戦ツール・ド・おきなわ

最終戦のツールドおきなわのコースは前半区間が平坦基調、中盤に山岳を2つ越えてから後半区間はひたすらアップダウンが続き、羽地ダムでの登りで決着がつく210kmの国内最長ワンデイレース。
那須ブラーゼンからは吉岡選手、西尾選手、岸選手、柴田選手の4名での参戦。
作戦は前半の動きに西尾選手、岸選手が対応し、吉岡選手、柴田選手を温存しながら2つ目のKOMを先頭集団で越えることを第1の目標に掲げました。
後半は柴田選手が吉岡選手を守りながら先頭集団で羽地ダムへ入り、そこで吉岡選手が勝負できるよう目標を掲げました。

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

岸が逃げに乗る

リアルスタートし昨年と違いスローペースで本部半島へ。
本部半島へ入り、マリーニ選手(NIPPO)が単独でアタック。
その動きに岸選手(ブラーゼン)を始め5名が追走のアタックを仕掛けマリーニ選手を追走。
程なくしてマリーニ選手を吸収して逃げ集団が容認されました。
逃げ集団6名。マリーニ選手(NIPPO)、ベトラス選手(ルーマニア)、シュヴァイツァー選手(サワーランド)、岸選手(ブラーゼン)、重満選手選手(鹿屋体大)、普久原選手(沖縄選抜)。
逃げ集団は順当にローテーションを行い最大17分30秒のタイム差をメイン集団につけました。

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

メイン集団は逃げに乗っていないBSを除く国内コンチネンタルチームが選手を一人ずつ出して追走を開始。
逃げ集団は1回目のKOMは普久原選手(沖縄選抜)が先頭通過で辺戸岬へと向かう。
メイン集団をコントロールする国内コンチネンタルチームが、引く人数を増やし本格的に追走を開始。
着々と逃げ集団とのタイム差を縮めながら2回目のKOMの登りへ突入。
逃げ集団は登りに入るとマリーニ選手が遅れ逃げ集団は5名となる
2回目のKOMも普久原選手(沖縄選抜)がトップ通過し山岳賞を確定させる。

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

 

メイン集団は東側のアップダウン区間に入りアタックがかかり始め逃げ集団とのタイム差を縮めていく。
アタックが繰り返され追走集団が形成されてはメイン集団に飲み込まれる展開が続く。
ブラーゼンは吉岡選手、柴田選手が冷静に対応し後手に回らないように走っている。

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

柴田のサポートを受け吉岡が勝負する

岸選手が逃げ集団より脱落しメイン集団に合流し3名残る形となる
チームカーに補給を岸選手が取りに来て、吉岡選手と柴田選手の疲労を軽減しながらレースを展開する。
その後岸選手が力尽き26名に絞られた先頭集団に吉岡選手、柴田選手が残る。
羽地ダムへの登りに入るとプラデス選手(チーム右京)がアタックし、吉岡選手を含む5名が先行するが下り区間で吸収される。
この動きで柴田選手を含む5名が脱落し、21名に絞られた集団で最終局面へ向かう。
平坦区間で人数を多く残しているBS、マトリックスが中心となり攻撃を仕掛けるも決定打はなく1kmを切る。
絶妙のタイミングで佐野選手(マトリックス)がアタックしゴールまで逃げ切り優勝。
吉岡選手は混沌としたゴールスプリントの中、孤軍奮闘し5位入賞を果たしシーズンを終えた。

©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

清水監督のコメント
今日は作戦通りにレースが展開してくれました。
それも選手たちが頑張ってくれたお陰です。
4名出走の中で最善を尽くしてくれたと思います。
今年は怪我に泣かされた年となりました。
全員で6名しかいない中で前半戦は西尾選手が膝の故障。後半戦は新城選手が鎖骨骨折と、シーズンを通して6名で戦うことがあまりできませんでした。
愚痴を言えば言えるし、言い訳を言えば言える環境の中でも吉岡選手を中心に諦めない走りが印象の1年となり、過去最高と言っても過言ではないシーズンを送ることができました
応援して下さった全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました!
この後に沖縄に駆けつけて下さった支援者の方々と打ち上げに行って来ます。
束の間のひと時を楽しみたいと思います。