開催日時:3月24日(土) 10時00分~
開催地:栃木県小山市おやま思いの森~日光市日光だいや川公園
レース距離:105㎞ ロードレース

レース映像→https://freshlive.tv/roadrace

《出場選手》
No.61 下島将輝
No.62 永吉篤弥
No.63 岸崇仁
No.64 吉田悠人
No.65 柴田雅之
No.66 樋口峻明


 

▼コース図

 

 

樋口が序盤から積極的に動く

ツール・ド・とちぎ第2ステージは、小山市~日光市への105㎞。
レース序盤は平坦が続きますが、中盤以降登り基調となり、終盤は登りが連続するコースです。

ブラーゼンは、終盤の登りに岸と柴田を温存し本命の選手たちと勝負。その他の選手は前半から逃げに乗っていくという作戦でスタートしました。

▲地元の鹿沼市を通る第2ステージ 動き続けた吉田悠人
©SATORU KATO

 

 

レース序盤から吉田、樋口、永吉がアタックに対応します。
中でも吉田と樋口は積極的にアタックを繰り返し、一時は樋口が3名で飛び出して15秒ほどの差をつけますが、やがて集団に吸収。
なかなか逃げが決まらない展開が続きます。

 

 

▲序盤 樋口が良いアタックを見せる

 

35㎞地点の中間スプリントでは、ボーナスタイムをめぐって激しい争いにより落車が起きますが、ブラーゼンの選手たちは大事には至らず事なきを得ます。
続く45㎞地点での中間スプリントが終わると、ようやくこの日の逃げが決まりました。

逃げは湊選手(シマノレーシング)、安原選手(マトリックスパワータグ)、小嶋選手(日本大学)の3名。
2度の中間スプリントをしっかり抑えたオーストラリアン・サイクリングアカデミーが、その後も集団をコントロールし、タイム差は1分程度で鹿沼市と日光市の境、終盤の登りへ向かいます。

鹿沼市と日光市の境 勝負の山岳ポイントへ

勝負所に向かって緊張感が高まる中、チームで位置取りをしながら前方で登りに入ります。登りに入ると宇都宮ブリッツェンが激しくペースアップ。そこから山岳ポイントでの激しい動きで、先頭は10名程になります。一度下り切った後に現れる短い登り区間で、やや遅れた小集団の中から柴田が飛び出し、先頭へのジャンプアップを狙いますが、惜しくも届かず追走の集団に吸収。

その後、岸、柴田、吉田が後続の30名ほどにまとまった小集団で前を追いますが、先頭はチーム右京などのアシスト選手の牽引もあり、差が詰まらず。
ゴールの日光市内に入るころには、先頭9名から岸、柴田、吉田の第2集団までの差が40秒ほどになります。

▲ゴールの日光市内へ 柴田が追走の集団を牽く
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

先頭9名はそのまま逃げ切り、スプリントへ。これを制したのは、マイケル・ポッター選手(オーストラリアン・サイクリングアカデミー)。
第1ステージと連勝で、個人総合首位のリードを更に拡大しました。

第2集団では、岸がスプリントに挑み4番手でゴール。13位フィニッシュとなりました。

▲後続の第2集団 岸が13位でフィニッシュ
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

▲力を使い果たした柴田がやや遅れてフィニッシュ
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

▲序盤から動いた永吉 4分遅れのグループでフィニッシュ
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

▲復帰戦となった下島もゴールし、最終ステージへ
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 


 

ーリザルトー

1位  マイケル・ポッター(オーストラリアン・サイクリングアカデミー)2:24’12”
2位  レイモンド・クレダー(チーム右京)〃
3位  鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)〃

13位  岸崇仁  +41”
26位  吉田悠人 +41”
31位  柴田雅之 +45”
69位  樋口峻明 +3’24”
76位  永吉篤弥 +4’45”
88位  下島将輝 +8’14”

 

▼公式リザルト

 

 

 

岩井GMコメント

第2ステージは終盤に登りが連続するため、その勝負所まで岸と柴田を温存し、その他の選手は序盤から逃げに乗っていく作戦をとりました。レース序盤は特に吉田と樋口が良いアタックを仕掛けていましたが、なかなか逃げが決まらず中盤に出来た3名の逃げには入れませんでした。チームとして、とても良かったのは、勝負どころの88㎞地点山岳ポイント(KOM)の麓で、チームの位置取りがしっかりと機能し、岸を好位置で登りに入れることができたことです。
結果的に勝負がかかった山岳ポイントのあたりであと少しの差が埋められず、先頭9名には逃げ切られてしまい、岸が後続の第2集団の4番手ゴールし13位となりましたが、
全体的には良い内容のレースだったと思います。明日の最終ステージは地元那須町スタートということで、今日よりも良いレースが出来るように一丸となって戦います。今日もたくさんの応援ありがとうございました!