開催日:2018年7月21日(土) 12:40 Pスタート 
開催地:栃木県大田原市下石上 野崎工業団地内周回コース
レース距離:Jプロツアー 2.5㎞×22周回=55㎞
テクニカルガイド→http://www.jbcf.or.jp/images/2018/07/2018ootawaraCR_guide.pdf

《出場選手》
No.61 下島将輝

No.63 岸崇仁
No.64 柴田雅之
No.65 吉田悠人
No.66 西尾勇人
No.67 樋口峻明

 

序盤 西尾が7名の逃げ集団に

栃木県北でも酷暑が続く中、この日も気温が30℃を超える厳しいコンディションとなりました。
ブラーゼンは西尾、柴田、岸がアシストとして動き、スプリントの展開で樋口、吉田、下島が連携してゴールを狙うという作戦で臨みました。

▲野崎工業団地内特設コースをスタート
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

レースがスタートすると早速アタック合戦が繰り広げられます。いくつか飛び出しと吸収を繰り返す中、5周目に設定された周回賞をKINANの山本大喜選手が獲得。
6周目には7名の逃げが出来かけますが、ブラーゼンは選手を送り込めなかった為、樋口、西尾、柴田が牽引してこれを吸収。

 

▲序盤のアタックに柴田が対応
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

▲危険な逃げを樋口、西尾、柴田で潰す

 

8周目に入ると代わって西尾含む7名の逃げ集団が出来ます。
メンバーは高木選手(東京ヴェントス)、木村選手(シマノレーシング)、松田選手(EQADS)、岡選手(宇都宮ブリッツェン)、織田選手(弱虫ペダル)、向川選手(マトリックスパワータグ)

▲西尾含む7名の逃げ

主要チームが乗った逃げ集団は最大20秒ほどの差をつけて5周回ほどを逃げましたが、活性化したメイン集団が13周目に吸収し、レースは振り出しに。
西尾含む逃げ集団が吸収されると下島、柴田を含む10名程が先行しましたが、メイン集団から窪木選手が動いたことでこれも吸収。

▲飛び出した下島
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

 

全ての逃げは吸収され集団スプリントへ

周回賞がかかった15周目。下島が小川選手(なるしまフレンド)と抜け出し、周回賞を狙いましたが捲り切れず2番手通過。
そのまま抜け出す形で2周ほど先行しましたが、やがてメイン集団に戻ってスプリントへ向けて備えます。

▲終盤2名の逃げ

 

▲先頭2名でコーナーをクリアする下島
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

残り1周で全ての逃げは捕まり大集団でのスプリントへ。
ハイスピードで縦に伸びた集団では、中切れが起き下島と吉田が後方に埋もれる中、樋口が単騎でなだれ込み8位でゴールとなりました。
優勝は宇都宮ブリッツェンの小野寺選手。チームのアシストを受け昨年大会に続き2連覇となりました。

▲集団スプリントに向け宇都宮ブリッツェンが牽引
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

▲優勝は小野寺選手
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

▲樋口が8位でゴール
©YUKIO MAEDA/M-WAVE


ーリザルトー
1位  小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
2位  窪木一茂(ブリヂストンサイクリングチーム)
3位  鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)

8位  樋口峻明

岩井GMコメント

昨年4位と悔しい思いをしたホームレースなので、昨年以上の結果をと意気込みましたが、結果は8位で内容も含め惨敗でした。結果以上にスプリントに向けた連携がうまくいかなかったことが一番の反省です。
終盤に下島が飛び出したことは流れの中でなのでしょうがなかったですし、一緒に逃げた選手には申し訳なかったかもしれませんが、先頭を牽くこともなく様子見といった感じだったので力は使っていなかったと思います。
ただスプリントに向けて集団内でチームをまとめる選手がいなくなってしまったという弊害があったかもしれません。

序盤に危険な逃げを潰しながら8位に入った樋口や、西尾や柴田のアシストなど良い動きは随所にあったので、翌日の片岡ロードでは良い戦いが期待できると思います。