開催日:2018年9月29日(土)14:20 Pスタート
開催地:群馬県前橋市
レース距離:3.5㎞×12周回14周回=49㎞
テクニカルガイド→http://www.jbcf.or.jp/images/2018/09/maebashi2018_TG_R.pdf

《出場選手》
No.61 下島将輝
No.62 永吉篤弥
No.63 岸崇仁
No.64 柴田雅之
No.65 吉田悠人
No.66 西尾勇人
No.67 樋口峻明

 

 

ウェットコンディションのクリテリウム

Jプロツアー第20戦まえばしクリテリウム。
昨年は下島がスプリントで6位に入ったコースとあって、今年も下島をエースに樋口→西尾と2枚の牽引役を使って勝利を目指しました。

レーススタート時には雨が強くなり、あいにくのウェットコンディション。スタートから緊張感が高まります。
群馬県庁前、数百メートルのパレード走行ののち、リアルスタートがきられると3名がアタックをかけて先行します。

メンバーは、個人ランキングトップの窪木選手(ブリヂストン)、小野寺選手(宇都宮ブリッツェン)、入部選手(シマノレーシング)。

 

▲雨が降る中スタート

 

▲スタート直後から3名が逃げる

 

マトリックスのコントロールで終盤へ

メイン集団ではマトリックスパワータグがコントロール。やまぐちクリテリウム同様チーム力の高さを見せながらスプリントへ向けた体制を作ります。

ブラーゼンは岸、柴田を先頭に集団前方で固まってスプリント終盤に備えます。

先頭では6周目に窪木選手、7周目に小野寺選手がそれぞれ集団に戻り、先頭は入部選手1名で逃げ続けます。

 

▲集団内の吉田、樋口

 

▲マトリックスが集団をコントロール

 

▲集団前方の下島、柴田

 

▲窪木選手が下がって逃げは2名に

 

▲集団内の柴田、下島、岸

 

▲7周目に逃げは入部選手1名となる

 

落車でレースは中断 エースを失う

1人で逃げる入部選手でしたが、さすがに分が悪くタイム差は縮まっていきます。
このまま吸収されて集団スプリントに向かうかと思われた8周目、落車でレースが一時中断となってしまいます。ブラーゼンは前方で展開していた岸と柴田以外がストップ。下島、西尾、吉田、樋口が負傷してしまいました。

その後、レースは残り5周の状態で再開。
逃げる入部選手に、チームメイトの木村選手がジョイントし、シマノレーシング2名の逃げとなりましたが、最終周回にメイン集団がこれを吸収。

ブラーゼンは最終周回に岸が1人でスプリントへ向かいましたが、残り1㎞付近でチェーンが外れるトラブルが起き、上位進出はならず。14位でフィニッシュとなりました。

優勝はゴール手前から早めのスパートで抜け出した窪木選手。今季5勝目を挙げました。

 

▲落車後、スリムになった集団内には柴田と岸のみが残る

 

▲最後は単騎となった岸が14位

 


ーリザルトー

1位  窪木一茂(ブリヂストン)
2位  小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
3位  大久保陣(ブリヂストン)

14位  岸崇仁

公式リザルト→http://www.jbcf.or.jp/images/2018/09/maebashi_RR.pdf

 

岩井GMコメント

昨年はチームが終盤まで機能し、もう少しのところまで迫ったレースだったので今年は更に期待がかかりました。エース下島の最終発射台を西尾、その前を樋口が引き上げる作戦で、ゴールスプリントに勝負を賭けましたが、自分たちのミスでそのメンバーを全て失ってしまい残念でした。そんな中でも岸は一人よく戦ったと思いますが、こちらも最後はメカトラブルに見舞われ不完全燃焼な、なんとも後味の悪いレースでした。時にはこのようなレースもありますが、気持ちを切り替えて10月のレースに臨みたいと思います。レース後、西尾と樋口が救急搬送されましたが、脳や骨などに異常はありませんでした。ただ西尾の傷は深く、今後のレーススケジュールは未定です。その他のメンバーも傷は大きいですが、回復の具合をみて気持ちをきらさず残りのシーズンを戦ってほしいと思います。