開催日:2018年10月7日(日)13:00  スタート
開催地:新潟県南魚沼市
レース距離:12㎞×10周回+2㎞=122㎞
テクニカルガイド→http://www.jbcf.or.jp/images/2018/10/keisanki_2018_TG.pdf

《出場選手》
No.61 下島将輝
No.62 永吉篤弥
No.63 岸崇仁
No.64 柴田雅之
No.65 吉田悠人
No.67 樋口峻明

 

 

Jプロツアー最終戦は雨と寒さで厳しいレースに

Jプロツアー最終戦の舞台は新潟県南魚沼市三国川ダムの周回コース。
約1.5㎞の厳しい登りとワインディングなアップダウン区間、つづら折りの下りを経て登り区間に戻ってくる12㎞のコースです。

ブラーゼンは吉田、樋口、永吉は逃げを狙い、岸と柴田は後半勝負、落車の影響でここ数日トレーニングが出来ていない下島は体にしっかりと負荷をかけることを目指しスタートしました。
また今季のチームランキングはここまで5位ですが、最終戦で6位と逆転もあり得るため、完走してポイントを加算することも重視されました。

 

スタート直後から厳しい登りが始まります。ダムへ登る1.5㎞の登りでペースが上がり、日本チャンピオン山本選手(KINAN)のアタックにマトリックスパワータグのマンセボ選手らが反応。マトリックスに電撃加入したツール・ド・フランス総合4位の実績を持つマンセボ選手らのアタックによって早速集団はバラバラに。

登り区間を経て数人が飛び出しますが、平坦と下り区間で追走集団が追いつき、登りでまたマンセボ選手の動きをきっかけに数人が飛び出すという展開で、3周目に先頭は7人に落ち着きます。

▲1周目 マンセボ選手含む逃げ

 

▲7人の逃げが決まる

 

ブラーゼンは1分差のメイン集団に柴田が一人、やや後方で吉田が追走という厳しい展開になりました。

メイン集団はやがてシマノレーシングがコントロールを開始。
吉田の追走集団は5周回目にタイムアウトになり、ブラーゼンはメイン集団に残る柴田のみ。
メイン集団は一定ペースで先頭を追いますが、先頭集団もマンセボ選手が中心となってハイペースを維持し続け、6周目には米谷選手(リオモベルマーレ)が遅れ、9周目には雨澤、岡(共に宇都宮ブリッツェン)が遅れます。

▲メイン集団はシマノレーシングがコントロール

 

▲メイン集団の柴田

 

▲吉田が追走を続ける

その後4人になった先頭集団からマンセボ選手とホセ選手がアタックして、そのままマトリックスパワータグのスペイン人選手がワン・ツーフィニッシュ。

メイン集団内でチャンスを伺っていた柴田でしたが、残り2周のアップダウン区間で力尽きメイン集団から脱落。残り1周を一人で走り続け27位でフィニッシュとなりました。
雨と寒さもあり完走30人の厳しいレースでした。

▲マトリックスのワン・ツーフィニッシュ

 

▲単独で最終周回へ入る柴田

 

▲27位でフィニッシュ

▼リザルト

 

 

 

岩井GMコメント
ただでさえ厳しいコースが、雨と寒さでさらに厳しいレースとなってしまいました。優勝したマンセボ選手は過去にツール・ド・フランス総合4位になっただけあって、圧倒的な強さでした。柴田は向いているコースだっただけに、もう少し上のリザルトを期待したかったですが、うまくベストコンディションに合わせられなかったようです。それも含めて、まだまだ詰められるところがあると思うので、今後も頑張ってほしいと思います。今シーズンのチームランキングは5位で終わりました。4位が最高位で表彰台ナシですので良いシーズンだったとはとても言えません。選手は毎レース全力で戦っていますが、今年はもう一つのところで力が足りませんでした。残りのUCIレースもレベルが高く難しいレースになると思いますが、何かひとつ結果を残して終わりたいと思います。