開催日:2018年10月13日
開催地:大分県大分市 大分駅前特設コース
レース距離:1㎞×30周回⁼30㎞

《出場選手》
下島将輝
岸崇仁
柴田雅之
吉田悠人
樋口峻明

▲コース試走中の5選手

 

スタートからシマノレーシングがコントロール

UCI1.2「おおいたアーバンクラシック」の前日に、大分駅前でのエキシビションクリテリウム「おおいたいこいの道クリテリウム」が開催されました。
ブラーゼンはゴールスプリントを下島と樋口が狙い、スプリント賞を吉田が狙っていく作戦でスタート。岸と柴田は翌日のロードレースを視野に入れてコンディショニング第一で走りました。

駅前とあって多くの観客が詰めかける中、約100名の選手が出場。1周1㎞のコースを100名が走るということで、集団はハイスピードかつ、かなりの密集度で展開しました。

 

▲スタートを切る集団

 

レースはスタートからからシマノレーシングが先頭でコントロール。地元大分県出身のスプリンター黒枝咲哉選手のために4選手が力を使います。
ブラーゼンは前半から下島吉田樋口が前方でレースを展開しますが、序盤の落車で吉田がやや後退。そのままリズムを失うように位置を下げてしまいます。

狙っていたスプリント賞は、まず宇都宮ブリッツェンの阿部選手が獲得。
いくつかのアタックはあるもののシマノレーシングを中心とするメイン集団が全て吸収してレースが進みます。

 

▲スプリント賞を狙う作戦だった吉田だが・・・

 

▲序盤は3選手がまとまって走る

 

▲レースをコントロールしたシマノレーシング

岸が痛恨のパンク 樋口下島がスプリントへ

15,20,25周回のスプリント賞は全てオーストラリアン・サイクリングアカデミーのトビー・オーチャード選手が圧倒的なスプリントで獲得。
集団は一つのまま、スプリントが濃厚になってきます。

中盤以降ポジションを上げてきた岸が、下島と樋口を引き上げようとしますが、残り10周を切ったところでパンク。スプリントに向けた大きな1枚のアシストを失う痛い展開となりました。
残り5周になるとゴールに向けてシマノレーシングのアシスト勢が一人ずつ力を使い果たしていきます。

▲岸はパンクに泣いた

ブラーゼンは樋口が15番手あたりで残り1周へ。コンディショニングが上がりきっていない下島がは20番手ほどに埋もれてしまいます。
ゴールは僅差のスプリントでシマノレーシングの黒枝選手が優勝。地元の期待とチームメイトの働きに応える勝利でした。
ブラーゼンの最高位は樋口の13位。終盤にかけて樋口をアシストできる選手がいなかったことが悔やまれました。

 

▲最高位は樋口の13位

 

▲下島はこの日22位に沈んだ

 


ーリザルトー
1位  黒枝咲哉(シマノレーシング)
2位  トビー・オーチャード(オーストラリアン・サイクリングアカデミー)
3位  ダミアーノ・チーマ(NIPPO-VINIFANTINI)

13位  樋口峻明

 

岩井GMコメント

本戦は翌日で、今日はエキシビションですが、2016年に下島が3位になったこともあり、しっかり狙っていきました。吉田がスプリント賞を狙う作戦でしたが、実行できず残念でした。スプリント賞を3度取ったオーストラリアの選手はかなり圧倒的だったので、狙っていって取れたかは分かりませんが、トライするところまでは行ってほしかったです。ゴールは樋口が一人でよく戦ったと思います。岸を終盤にパンクで失っていなければもう少し上が目指せたかもしれないので、そこがかなり悔やまれます。明日の本戦は150㎞と厳しいレースになると思いますが、粘りの走りでTOP10=UCIポイント獲得を目指します。