開催日:2018年10月21日
開催地:栃木県宇都宮市森林公園周回コース
レース距離:10.3㎞×14周=144.2㎞(3.6.9.12周回に山岳賞)
スタートリスト→http://www.japancup.gr.jp/sites/default/files/docs/C03_StartList_RoadRace.pdf
公式サイト→http://www.japancup.gr.jp/
《出場選手》
下島将輝
岸崇仁
柴田雅之
吉田悠人
樋口峻明
永吉篤弥
ジャパンカップサイクルロードレース
ジャパンカップ本戦となるロードレース。今年は参加チーム・選手が増え集団の人数は約70人から120人に増えました。
コースは10.3㎞を14周。今年も厳しい古賀志林道の登りがポイントになります。
ブラーゼンは柴田と岸が終盤まで粘って40位以内に入りUCIポイントを狙い、下島・吉田・樋口・永吉は逃げに乗って山岳賞を狙うという作戦でスタートしました。
▲逃げを狙って前方からスタートする
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
▲120人の大きな集団が古賀志林道を登る
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
作戦通り、スタートから集団前方で登りに入りましたが、マルコス・ガルシア選手(KINAN)、オスカル・プジョル選手(UKYO)などトップレベルのクライマーが力で決めた逃げに入ることはかないませんでした。
あとからロットNLのク―ン・ボウマン選手が先頭に合流して3名に。3名が飛び出した後のメイン集団で落車が発生し、下島が巻き込まれてしまいます。その後下島はチームカーの隊列を使って復帰を試みましたが、メイン集団に追い付くことは出来ず、序盤でレースを降りることになりました。
▲落車で遅れた下島が前を追う
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロールし、逃げとの差を1分30秒ほどに保ちます。
3周目の山岳賞をマルコス・ガルシア選手が獲得し、6・9周目をク―ン・ボウマン選手が獲得すると残り4周の古賀志林道の登りで、ロットNLが仕掛けペースがあがります。
ここまでで、序盤の動きと中盤の位置取りで力を使ってきた吉田と樋口が遅れており、集団内には岸と柴田が残っていましたが、この動きで岸が遅れ、残り3周の時点でブラーゼンは柴田のみとなります。
目標の40位以内でのUCIポイント獲得を目指した柴田でしたが、残り3周で痛恨のパンク。下り区間でチームカーが止まることが出来ず、ホイール交換に時間を要したことで順位を大きく下げてしまいます。
▲順調にのぼりこなす柴田
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
▲この日、アシストに徹した吉田
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
▲序盤の逃げを狙った樋口
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
先頭では一人逃げていたロットNLのク―ン・ボウマンが捕まると、残り4周で先頭は16名に。残り2周ではさらに6名に絞られ、最終周回の登りでそこから2名が飛び出します。
先頭2名はミッチェルトン・スコットのロブ・パワー選手、ロットNLのアントワン・トールク選手。2名はそのまま協調して逃げ切りを確定させ、最後はマッチスプリントとなり、ロブ・パワー選手がこれを制しました。
パンクで後退した柴田は前を追い続けましたが、63位でフィニッシュ。終盤のパンクに泣きました。
岩井GMコメント
今年はワールドツアーのチームの本気度も高く、出走人数が増えたこともあって例年よりも厳しいレースでした。地元で開催される大一番とあって選手たちは大きなプレッシャーがありましたが、それぞれの選手がベストを尽くしていたと思います。序盤の下島の落車と柴田のパンクは不運でしたが、これがロードレースなので仕方ありません。クリテリウム・ロードともにリザルト以外の特別賞も狙って走りましたが、今年も獲得が叶わず残念でした。年々特別賞の獲得も難しくなっている印象ですが、また来年出られるチャンスがあれば、全力で狙っていきたいと思っています。
プレゼンテーションに始まり、クリテリウム・ロードレースまで沢山のサポーターの方に声援をいただき、とても誇らしかったです。ありがとうございました。ジャパンカップの結果は残念でしたが、最終戦のツール・ド・おきなわに向けて、気持ちを切らさず最後まで戦いたいと思います。