ルーキー魁斗を中心に臨む2日目
開催日:2019年3月17日(日)
レース距離:5㎞×24周=120㎞
開幕戦の修善寺ラウンド2日目は、同じコースを倍の距離120㎞。
Day-1の反省を踏まえ、後手を踏まないように心がけて中村魁斗を温存するプランで臨む。
スタートからアタックがかかるが、集団は前日よりやや落ち着きながら周回をこなす。
ブラーゼンも後手を踏まないようにアタックに乗りながらレースを進める。
▲Day-2スタート
▲スタートアタックを警戒して下島がスタートを切る
▲柴田が先頭付近で2周目へ
▲憲人が飛び出す
勇人が逃げに乗る
4周目に入ると勇人を含む9名の逃げが形成された。そのまま最大1分半ほどの差を持って2周ほど逃げる。
しかし、メイン集団から追走の動きが出て活性化。
6名の追走が先頭に追い付いて15名の先頭集団に。勇人もここに食らいつくが、やがてメイン集団がこれを吸収し、更にアタックがかかる。
▲逃げに乗った勇人
先頭集団はシャッフルされて12名に。ここにブラーゼンは乗せることが出来ず、結局この動きが「勝ち逃げ」となった。
メイン集団は差が3分から4分ほどに開いてから、いくつか追走のアタックがかかる。
ブラーゼンも飯野、憲人が残る力で集団を牽くシーンも見られたが、先頭12名には追いつかず。
▲12名の逃げ
▲集団を牽く飯野
▲集団を牽く憲人
▲強力な追走グループも先頭には追い付かず
メイン集団がタイムアウトに
残り50㎞を切ると先頭集団でマトリックスパワータグのマンセボ選手がアタック。追走した吉岡選手(チーム右京)、アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)の3名が先頭集団を形成。
12名の集団は崩壊し、いくつかのパックになって前を追うが、先頭3名との差はどんどん開いていく。
ここで先頭集団を形成していた12名以外は全てタイムアウトに。まだレースはこれからという所だが、5㎞という短いサーキットコースでは安全管理上やむを得ない。
▲追走集団がレース終了を言い渡される
▲直後にメイン集団もタイムアウトに
残り5周で先頭からマンセボ選手がアタックして、吉岡選手が脱落。そのままアイラン・フェルナンデス選手とワンツーフィニッシュを決めた。
追走のパックも散り散りになりながら、最終的にゴールしたのは6名。
ブラーゼンにとっては厳しい開幕スタートとなった。
▲優勝はマンセボ選手
岩井GMコメント厳しい開幕となりました。今日は最初の逃げに勇人が乗れたところまでは良かったのですが、逃げがシャッフルされたときの「次のもう1枚」が足りませんでした。有力選手の人数が多く、シマノレーシングは4人のせてるので、魁斗はここを見極められれば良かったかなと思います。コースが厳しい上に、マンセボ選手が圧倒的だったのでリザルトは惨敗ですが、憲人・魁斗のルーキーが適応出来ていることと、飯野選手が調子を徐々に上げていけそうななので良い面もありました。次戦ツール・ド・とちぎでは、より良いコンディションで臨めると思います。
また、本来なら開幕で活躍が期待された柴田選手ですが、開幕直前になって体にトラブルを抱えており、次戦も欠場となります。本人は悔しいところでしょうが、しっかり回復して強くなって帰ってくるのを待ちたいと思います。