開催日:2019年4月22日(日)
レース距離:12.3㎞×12周=147.6㎞
《出場選手》
No.81 飯野智行
No.82 下島将輝
No.85 中村魁斗
No.87 西尾憲人
No.88 西尾勇人
3段坂がポイントの中央森林公園コース
Jプロツアー第3戦は広島県中央森林公園を舞台にした147㎞のロードレース。
1周12.3㎞のコースはテクニカルな下り区間と、「3段坂」と呼ばれる厳しい登りがポイントです。
スタート前から気温が20度を超え初夏の陽気でレースがスタート。
20度を超える気温でレースがスタート
最初の登り区間で平塚選手(ブリヂストン)が飛び出し、そこにチームメイトの徳田選手が合流。
さらに4名が追走し、1周目で6名の逃げが決まる。
1周目で飛び出したブリヂストンの2名
メンバーは平塚、徳田、入部(シマノレーシング)、安原(マトリックス)、阿部(ブリッツェン)、豊田(イナーメ)。
メイン集団は地元チームのヴィクトワール広島が牽引。タイム差を1分30秒以内に留めてレースが進む。
ブラーゼンは逃げを外した状況だが、出走人数が少ないため後半勝負の作戦で集団待機。
逃げ集団のメンバー
メイン集団を牽くヴィクトワール広島
4周目に豊田が先頭から遅れ、6周目にパンクで阿部が遅れる。
メイン集団はヴィクトワールが牽引を続け差が1分を切ったところで、メイン集団も活性化。
先頭にメンバーがいなくなったブリッツェンがアタックして逃げは吸収。一つになった集団は有力選手たちが動き始める。
レースが振り出しに戻り有力選手たちが動きだす
魁斗が勝ち逃げに入る
7周目に入ると先頭集団は入れ替わって10名に。
各チームのエース選手が入ったこの集団に魁斗が入り、メイン集団には勇人と憲人が残る。
この勝負所の動きで力を使った下島が遅れ、飯野が落車に巻き込まれてリタイヤとなった。
メイン集団憲人
メイン集団の勇人
その後、8周目に後続から数名が追いつき勝負は12名に絞られる。
魁斗 ブラーゼン
鈴木、岡、小野寺 ブリッツェン
ホセ・ビセンテ、オールイス・アルベルト マトリックスパワータグ
木村、入部 シマノレーシング
平塚、石橋 ブリヂストン
紺野 イナーメ信濃山形
前田 弱虫ペダル
魁斗含む10名の先頭集団
10周目に入るとマトリックスパワータグの2名が飛び出し、先頭集団が活性化。
魁斗はここで脚が攣り遅れてしまう。
マトリックスパワータグ2名に岡、木村が追いつき、続いていて入部、平塚、石橋も追いついて7名で最終周回へ。
最終周回でも余裕を見せるオールイスがアタックし岡との一騎打ちに。
更に三段坂でオールイスが独走に持ち込み優勝。2位に岡、3位に平塚と続いた。
魁斗は先頭から遅れた後、後続集団に吸収され23位でフィニッシュとなった。
残り2周 先頭から脱落した魁斗が単独となる
魁斗は23位でフィニッシュ
オールイス・アルベルトが独走で優勝
リザルト→https://jbcfroad.jp/result/
岩井GMコメント
今回は逃げ切るような大人数の逃げが出来れば複数人乗せること、そうでなければ後半勝負という作戦でした。意外にも1周でアタックが決まり、乗り遅れた形ですが人数が少なかったこともあり後半勝負に備え待機となりました。地元のヴィクトワール広島がずっと良い牽引をしたことと逃げの人数が徐々に減ったことで7周目でレースが動きましたが、魁斗がよく反応してくれました。勝ち逃げとなったメンバーはトップ選手たちなので、このチャレンジを続けていけばよい経験が積め、いずれチャンスが来ると思います。次の群馬では海外遠征から小野寺慶が戻ってきます。群馬のコースはよりチームでの動きが重要なので各選手の連携をしっかり確認して臨みたいと思います。