開催日:2019年5月11日(土)
レース距離:6.7㎞×14周=93.8㎞

《出場選手》
No.81 飯野智行
No.82 下島将輝
No.83    樋口峻明
No.85 中村魁斗
No.86 小野寺慶
No.87 西尾憲人
No.88 西尾勇人

ホーム栃木開催の宇都宮2連戦

Jプロツアー第5戦宇都宮ロードレースは、ジャパンカップでお馴染みの宇都宮市森林公園が会場となる。
コースはジャパンカップとは違い6.7㎞の短い周回を回る。鶴カントリークラブへの登りと、萩の道へ続く2か所の登りがポイントとなり、アップダウンやコーナーも多く常に脚を休められないコースだ。

マトリックスパワータグのスペイン人選手たちは欠場だが、キナンサイクリングチームやチーム右京も参戦し、チーム力が拮抗してめまぐるしいレースとなった。
レース序盤から各チームの主導権争いのアタック合戦が続く。この日は下島、勇人、憲人、慶が序盤の動きに乗って逃げを狙うが、なかなか逃げが出来ないままレースが進む。

5周目になってはやくもメイン集団は50名程まで絞られる厳しい序盤戦だったが、ブラーゼンは下島、勇人、魁斗が残る。

▲集団内の魁斗
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

▲集団内の下島、慶
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

岡兄弟の逃げ 激しい終盤戦

6周目に2名の逃げが決まってメイン集団は一時スローダウン。
先頭2名はイナーメ信濃山形の岡泰誠と宇都宮ブリッツェンの岡篤志。

岡兄弟の逃げが3周回続くが、9周目にメイン集団がこれを吸収。再び激しいアタック合戦が始まる。

 

▲復調してきた勇人
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

危険な動きには下島がポイントを絞って対応するが、11周目には下島が遅れて勇人と魁斗のみに。
12周目に入ると小野寺(ブリッツェン)、入部(シマノ)、窪木(ブリヂストン)の強力な3名が飛び出すも、これも集団がペースを緩めずに吸収。この動きで魁斗が遅れる。

▲魁斗がエースとして終盤戦に臨む
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

13周目にシマノの中井が飛び出すが、これも集団は許さずに追走し勇人がここで脱落した。

そして最終周回に5名が飛び出す。
小石(UKYO)、今村(ブリヂストン)、入部(シマノ)、増田(ブリッツェン)、トマ・ルバ(キナン)。

ここにゴール直前で窪木(ブリヂストン)が追いつき、同時に今村がアタック。窪木のマークでけん制した5名を振り切ってブリヂストンの今村が優勝。
後続のスプリントを窪木が制し、ブリヂストンのワンツーフィニッシュとなった。

▲終盤に遅れた勇人は29位
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

 

▲ブリヂストンの今村が優勝
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

▲魁斗は34位
©YUKIO MAEDA/M-WAVE

 

リザルト
http://www.jbcf.or.jp/images/2019/05/P1.pdf

岩井GMコメント

今日の作戦は魁斗をエースに、その他のメンバーはそれぞれ役割を持ってアシストに回りました。序盤からかなり激しい展開で、各チームのアシスト選手がレースを厳しいものにしました。逃げを狙うメンバーは下島、勇人、憲人、慶でしたが、憲人と慶の状態が良くなく序盤から苦しい印象でした。作戦通り魁斗は終盤まで残ってくれましたが、今日は純粋に最後まで勝負する力がありませんでした。地元開催にも関わらずとても不甲斐ないレースとなってしまいましたが、下島と勇人のコンディションが上がってきたことなど良い面もあるので、次につなげていきたいところです。