開催日:2019年5月12日(日)
レース距離:3㎞×20周=60㎞
《出場選手》
No.82 下島将輝
No.83 樋口峻明
No.85 中村魁斗
No.86 小野寺慶
No.87 西尾憲人
No.88 西尾勇人
宇都宮ラウンド 2日目
Jプロツアーの宇都宮ラウンド2日目は宇都宮市清原工業団地でのクリテリウム。3㎞のフラットなコースを20周する60㎞で争われた。
ゴール地点の前にはUターンと直角コーナーが連続する。大集団でのスプリントになるとチーム力のトレイン勝負になってしまうので、ブラーゼンはエースの下島を小人数の逃げに送り込む作戦で臨んだ。
レースがスタートすると、いくつかのアタックの後に12名の逃げが出来る。
ブラーゼンはここに下島と魁斗を送り込み、作戦通りの序盤となった。
メンバーは
阿部 宇都宮ブリッツェン
入部正太朗 シマノレーシング
木村圭佑 シマノレーシング
中井唯晶 シマノレーシング
横山航太 シマノレーシング
橋本英也 ブリヂストン
下島将輝 那須ブラーゼン
中村魁斗 那須ブラーゼン
岸崇仁 リオモ・ベルマーレ
白川幸希 ヴィクトワール広島
トマ・ルバ キナンサイクリングチーム
畑中勇介 チーム右京
中でも4名乗せたシマノレーシングが強力にこの逃げを牽引する。
▲逃げに乗った下島と魁斗
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
キナンサイクリングチームの牽きで差が詰まる
先頭12名の逃げとメイン集とのタイムは最大でも30秒ほど。メインは先頭にスプリンターを送り込んでいないため、キナンサイクリングチームが牽引する。
やがて逃げ集団の中でも思惑が一致しないチームが出てくる。
ブリッツェン、キナン、ブリヂストンはメイン集団での勝負のため、ローテーションに加わらず後方で待機する。
5周目と10周目のスプリント賞はブリヂストンの橋本選手が獲得。下島と魁斗は中間スプリントよりも、この逃げを逃げ切らせること、そしてその先の勝負を優先する。
しかし、キナンサイクリングチームの牽きも強力で徐々に差が詰まり、14周目に逃げは吸収された。
▲下島と魁斗が周回を重ねる
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
集団スプリントへ ブリヂストンvsブリッツェン
集団が一つになると再びアタックが始まる。数名の選手が抜け出しを図るが、周回数が少なくなるとやがて各チームはトレインを組んでスプリントへと向かう。
ブラーゼンは終盤に憲人が落車しリタイヤ。前方ではスピードマンを揃えるブリヂストンと地元のブリッツェンが争う。
激しいトレイン対決で最終コーナーを先頭で入ったのはブリッツェンの鈴木龍。そして、そこから発射された小野寺玲が優勝。
逃げで力を使いながらもエースとしてスプリントへ臨んだ下島は17位となった。
▲集団内の勇人
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
▲憲人はこの日、鎖骨骨折でリタイアとなった
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
▲下島が17位でレースを終えた
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
リザルト
http://www.jbcf.or.jp/images/2019/05/P.pdf
岩井GMコメント
宇都宮クリテリウムはプランAを逃げに乗って勝負、プランBで集団スプリントという作戦で臨みました。下島、魁斗の乗った逃げは良いメンバーだったので、「勝負するならこれしかない!」という展開に持ち込めましたが、キナンの牽きが粘り強かったです。リザルト上は全くダメなレースでしたが、内容はしっかり勝負した感覚があるので、6月のホーム那須塩原・矢板のレースに向けてもう一段階上げていければと思います。
ただ、落車した憲人が鎖骨を折ってしまったことはとても残念でした。チームとしてもかなり痛いですが、早期の復帰を願って経過を見守りたいと思います。