開催日:2019年6月15日(土)
レース距離:6㎞×30周=180㎞
《出場選手》
No.82 下島将輝
No.85 中村魁斗
No.88 西尾勇人
新開隆人(那須ハイランドパークレーシングチーム)
Jプロツアー初レースとなる新開が良い動きを見せる
昨年から新設された交流戦。JPTチーム以外でも全日本選手権出場資格があればE1カテゴリーから出走できる。
ブラーゼンは下島、勇人、魁斗で出場。さらに那須ハイランドパークレーシングチームから新開隆人が出場する。
1周6㎞の群馬CSCを30周の180㎞と距離が長く、さらに雨が降り気温10度ほどの厳しいコンディションとなった。スタートすると新開が1周目からアタックに反応するなどいい動きをみせる。
▲下島キャプテンの指示で逃げを潰しに行く新開
一時強力なメンバーが10名以上先行するが、10周目には3名の逃げに落ち着く。
メンバーは鈴木龍(ブリッツェン)、石橋(ブリヂストン)、アイラン(マトリックス)
その1分ほど後方に7名の追走集団が形成され、ここに新開が入る。
▲追走集団で逃げを追う新開隆人
新開が先頭に
メイン集団は沈静化し、先頭3名から3分ほどの差が開く。
新開の追走集団はおよそ6周かけて先頭に追い付くが、そこから更に石橋、ホセ(マトリックス)の2名が飛び出す。
残り10周でメイン集団は3分以上の差。人数も30名程に絞られいよいよレースが本格化するというところで下島がパンク。メイン集団内には勇人、魁斗のみとなる。
▲メイン集団内の魁斗
▲メイン集団内の勇人
先頭では新開のグループが石橋、ホセをキャッチ。一時7名の先頭グループを形成するが、23周回目に新開は先頭から遅れてセカンドグループに脱落。
▲先頭2名の後ろに新開の集団が迫る
勇人、魁斗がわずかな差を埋められず後退
残り5周になるとメイン集団が一気にペースアップ。
10名ほどの精鋭グループが3分あった差を一気に詰めていく。勇人と魁斗はこの動きに付き切れず後退。
▲マンセボを先頭にペースアップした精鋭グループ
▲勇人、魁斗が同時に遅れる。あと少しの差が詰まらない
勇人、魁斗はそのままグルペットでのゴールとなった。
新開は残り3周でメイン集団から抜け出してきて精鋭グループに吸収され、その集団内で粘ったが、やがて力尽き勇人、魁斗と同じ集団でゴール。
優勝争いは残り3周で飛び出した窪木が追い付き、石橋とマトリックスのホセという3名で争われ、石橋のアシストをうけた窪木がスプリントで優勝を決めた。
▲力尽き先頭から脱落した新開
▲チームメイトのアシストを受け窪木が圧倒的なスプリントを見せた
リザルト
https://static.jbcfroad.jp/file/communique_files2/942_5d04b345215e0.pdf
岩井GMコメント
全日本選手権前という事でトレーニングに充てる選手とレースを走る選手にわかれブラーゼンは3名出走となりました。サテライトチームの新開はどこまで走れるか未知数でしたが、想像以上の働きで今日のMVPといっても過言ではありません。あとはE1で結果を出して上に上がってきて欲しいと思います。下島は運が悪くパンクで不完全燃焼だと思うので、全日本選手権に期待します。勇人、魁斗は勝負所の動きでトップ選手との差を見せられた形ですが、わずかな差だと思うので、引き続きチャンレンジを続けてほしいです。