開催日:2019年6月30日(日)
レース距離:10.8㎞×21周=226.8㎞

《出場選手》
飯野智行
下島将輝
西尾勇人
西尾憲人
柴田雅之

雨の全日本 柴田が序盤の逃げに乗る

年に一度、国内のチャンピオンを決める全日本選手権。
この日も雨の中のレースとなったため、序盤から有力選手がペースをあげ、集団を絞りにかかる。

1周目を完了して早くも集団はスタート時の半分、80名程に。集団前方では柴田がアタックに対応する。

4周目に9名の逃げが決まり、柴田がここに入る。

▲序盤から前方で展開した柴田

▲柴田が9名の逃げに乗る

 

有力なメンバーも逃げに入ったことで、集団から20名ほどの追走が出る。
6周目に先頭が30名ほどに膨らむが、後続に取り残された有力選手のペースアップによってふたたび集団は一つに。

そこから徳田選手(ブリヂストン)が単独で抜け出してレースが落ち着いた。

メイン集団は60名程に絞られ、シマノレーシングと宇都宮ブリッツェンがコントロール。ブラーゼンは序盤から力を使った柴田が遅れ、下島、勇人が残る。

▲ブリッツェンとシマノのコントロール

▲集団内の勇人、下島

レースが本格化した終盤 下島と勇人が脱落

14周目残り約70kmとなると徳田選手のペースも落ち、集団が吸収。そこからさらにアタックがかかり下島も対応していくが、登り区間で遅れ勇人も脱落。

先頭の集団はそのままペースが落ちることなく、ブラーゼンは全選手がタイムアウトとなる。

▲一人逃げた徳田の後ろに集団が迫る

▲アタックに反応する下島

 

先頭では新城選手(バーレーン・メリダ)が攻撃的にレースを展開し、入部選手(シマノレーシング)、横塚選手(チーム右京)と共に3名が飛び出す。最後は新城選手と入部選手の一騎討ちとなり、スプリントで入部選手が先着。初の全日本タイトルを獲得した。

▲終盤に脱落した下島

 

リザルト

https://docs.wixstatic.com/ugd/91047f_582ed502e2f84bddbbb91e98385b054e.pdf

 

岩井GMコメント

全日本選手権は全ての選手が目標とするレースであり、選手としては一年で最も重要なレースの一つです。
距離も長く、雨のスリッピーなコンディションに加え、序盤から激しいレースで全選手がDNFとなりました。ただ柴田が逃げに乗って展開できたことはとてもチームにとって良い点でした。完全な状態までもう少しです。
各選手力は出し切った上でのリザルトなので、しっかりと受け止めてシーズン後半に向けてチームを立て直さねばなりません。1戦1戦大切に、次の広島遠征も良い準備をして臨みます。