開催日:2019年7月6日(土)
レース距離:5.5㎞×17周=93.5㎞
《出場選手》
No.81 飯野智行
No.82 下島将輝
No.84 柴田雅之
No.85 中村魁斗
No.88 西尾勇人
初開催東広島サイクルロードレース
Jプロツアー広島ラウンド、Day-1は初開催の公道ロードレース。チーム右京Raveのメンバーによって企画され、広島大学周辺の5.5㎞を使った周回コース。
ポイントとなるのはゴール前1㎞ほどでピークを迎える2分~3分ほどの登り区間。30度以上に上がった気温もレースを厳しいものにした。
▲スタート前の柴田
勇人が逃げに乗る
レース序盤から各チームがアタック合戦を繰り広げる。
2周目に勇人含む13名が抜け出しに成功。有力チームが入った逃げで集団は一度落ち着く。
▲勇人含む13名の逃げ集団
メイン集団はブリヂストンがコントロールし黒枝のスプリントを狙う。ブラーゼンは集団で復調してきた飯野、柴田が下島と魁斗を後半の勝負所に送り込むべく位置取りする。
逃げ集団は各チームの思惑が交錯し、登りのたびにペースが上下する。2名送り込んでいるブリヂストンだが、本命はメイン集団の黒枝の為かアタックで逃げのペースが乱れる。
勇人は単独ながら各チームの動きに合わせて動き、終盤まで逃げ続ける。
▲勇人が逃げ続ける
勇人が粘り、柴田と魁斗に繋ぐ
残り5周になると逃げ集団が6人まで絞られる。
メンバーは、吉岡(UKYO)、中井、木村(シマノ)、小野寺(ブリッツェン)、孫崎(ブリヂストン)と勇人。
メイン集団ではチェーン落ちで飯野が遅れ、下島が暑さで体調を崩し、柴田と魁斗が残る。
残り3周で逃げはついに3名に。勇人と吉岡、小野寺の3名。
▲残り5周で逃げ集団は6名
▲次の周回では5名に
メイン集団はブリヂストンの牽きですぐ後ろまで迫るが、そこから小野寺が単独で粘りを見せる。レース後敢闘賞を獲得した小野寺の粘りが吸収されるとメイン集団は勝負に向けた本格的なアタックがかかる。
残り2周での動きには柴田が対応するが決定打にはならず、魁斗含む20名程のメイン集団が一塊となって最終周回へ。
▲ともに逃げた吉岡と勇人の後ろにブリヂストンが牽く集団が迫る
▲残り1周 魁斗に託す
平坦部分で入部と橋本の2名が飛び出すが、登り区間で吸収。そこから飛び出した岡が単独でゴール前1㎞の頂上を越え、差を保ったままゴールまで独走し優勝。
魁斗は6位の集団で頂上を越え、4名でスプリントへ。ホセ・ビセンテにかわされたが7位でフィニッシュ。自身初のTOP10入りを果たした。
柴田は第2集団で21位でフィニッシュ。レース復帰後1か月だが急ピッチで復調を見せている。
▲6位争いのスプリント 魁斗が先行する
▲ホセ・ビセンテに捲られて7位
ーリザルトー
1位 岡篤志(ブリッツェン)
2位 黒枝士揮(ブリヂストン)
3位 湊諒(シマノ)
7位 中村魁斗
岩井GMコメント
今日は勇人の逃げがとても印象的でした。有力選手たちが遅れる中、3名まで残っていたので、逃げ切る展開になれば勝つチャンスもあったと思います。勇人が吸収される頃にはエースで考えてた下島が暑さでやられていたので魁斗に託す形でした。実は魁斗はレース前自分の調子に確証がない状態だったので期待できないかなと思いましたが、最後まで良い走りをみせてくれました。ここまでチームとして形になれていなかった飯野と柴田の復調も大きく、今後のレースでシーズン前半の遅れを取り返せるよう精度を高めていきたいです。