開催日:2019年9月22日(日) レーススタート11:45
開催地:広島県中央森林公園サイクリングコース(1周12.3km)
レース距離:1周12.3km×14周=172.2km(中間スプリントポイント3,6,9周回完了時)
レース格付:プラチナ
テクニカルガイド→https://static.jbcfroad.jp/file/communique_files2/190921-0922_0918SS_5d81e7c8d3fa7.pdf
《出場選手》
No.84 柴田雅之
No.85 中村魁斗
No.86 小野寺慶
No.87 西尾憲人
コース図
台風の影響は少なく無事スタート
Jプロツアー第18戦経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ。Jプロツアーの中でも歴史があり格式が高く、ポイントも高くつくレース。ブラーゼンは柴田、憲人、魁斗、慶の4名での出走となった。
台風の影響で雨が心配されたが、幸い雨は上がってやや風がある中でスタート。
▲心配された雨は降らずにスタートを迎えた
周回数はは当初の14周回から13周回に短縮されたがそれでも約160㎞と長い。
1周目はアタック合戦の速いペースで集団が縦に伸びる。柴田が前方で動いていると2周目に入って8名の逃げが決まる。
▲柴田が8名の逃げに乗る
逃げのメンバーは
柴田 (ブラーゼン)
石橋、孫崎 (ブリヂストン)
ホセ、アイラン (マトリックス)
入部 (シマノ)
中島 (キナン)
増田 (ブリッツェン)
柴田が逃げに乗るもマトリックスの牽引で協調体制は築けず
タイム差は最大4分30秒まで開くが、やがてメイン集団をマトリックスが牽引開始。
逃げ集団ではホセ、アイランの2選手がローテーションに加わらず、柴田も終盤の展開に備えてローテーションには加わらない。
マトリックスパワータグは佐野、小森、安原の日本人選手が中心にタイム差を詰めていくが逃げの日本人選手たちも強力で粘り続ける。
中盤に憲人が落車、慶が落車に巻き込まれてリタイアとなってしまい、魁斗がメイン集団内で終盤に備える。
残り5周になると逃げ集団では落車によって脱落者が出て6名に。残り4周でタイム差が1分ほどになるとメイン集団から追走のアタックがかかりメイン集団は崩壊。
先頭6名にマトリックスパワータグからマンセボ、オールイス2名とブリヂストンの徳田が追いつき合計9名に。魁斗は人数が絞られた第2集団になんとか食らいついていく。
▲逃げ集団で終盤の展開を待つ柴田
▲メイン集団から有力な追走が追いつき勝ち逃げに
▲先頭9名を追う第2集団の魁斗
逃げ集団内ではそこから更にアタックがかかり石橋、孫崎の2名が脱落。
次いで柴田も脱落してしまい先頭は6名。柴田は単独7番手で残り2周へと入っていく。
▲単独7番手で残り2周へ
マトリックスが圧勝
先頭ではマトリックスパワータグの外国人選手3名に増田、入部、徳田の日本人選手たちが食らいつくが、最後はマトリックスのワンツースリー。
チームの戦略が上手く機能し、序盤から余力を残していたこともあり最後は圧勝となった。
▲残り200M 先頭に立つマトリックスの3選手
柴田は7位~10位争いとなる第2集団で追走を続けるも先頭から約2分差ゴールへ。最後は孫崎、黒枝のブリヂストン2名とのスプリントで先着され10位。魁斗は残り4周のメイン集団からの動きに付き切れず、バラバラになった小集団に収まり17位となった。
▲ブリヂストン2名とのスプリントに臨む柴田
▲レース後の魁斗
岩井GMコメント
柴田が逃げに乗れたことは良かったのですが、マトリックスの思惑が一致しなかったことと今回チームの出走人数が少ないこともあって逃げ集団で待機することとなりました。メイン集団内の3人とも調子は悪くなさそうだったので、追いつくタイミングで人数を残せればと思いましたが、憲人と慶が落車によってその機会を失い残念でした。魁斗は勝負所であと一歩 …… 柴田も温存していた分もう少し残れれば…というところで結果的には力の通りの結果になったかと思います。柴田は次戦の群馬遠征でヒルクライムに期待したいと思います。