《出場選手》
・下島将輝
・西尾勇人
・西尾憲人
・中村魁斗
・真保雅俊
・新開隆人
世界最高峰の選手たちが宇都宮に集う
今年のジャパンカップクリテリウムは5つのワールドチームをはじめ世界各国から22チーム126名の選手が参加。昨年から出場チーム、参加選手数が増えレースのレベルは更に上がっている。
昨年は過去に7位になっている下島を中心にゴール勝負にチャレンジしたが、今年は未だ獲得することが出来ていないジャパンカップでの表彰台を目指し、スプリント賞を第一に狙う作戦で臨んだ。
出走選手は下島、勇人、憲人、魁斗に加えサテライトチームから新開、真保の6名。新開と真保はまだ若手ながら平坦のスピードでは良いものを持っている。
▲スタートを切る新開と真保
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
レースはスタート直後からアタック合戦が始まる。アタックと吸収が何度か繰り返される中、3周目にユンボ・ヴィスマのパウレス選手が飛び出す。そのまま4周目のスプリント賞を獲得。
メイン集団は有力スプリンターを抱えるトレックとバーレーンメリダのコントロールが目立つ。
パウレスが捕まると新たに3名が抜け出しマトリックスパワータグのマンセボ選手が8周目のスプリント賞を獲得。
▲Uターンをこなす魁斗、下島
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
▲集団内の憲人、真保
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
落車によってレースは中断 スプリント賞がなくなる
ここまでハイペースでなかなか抜け出すことが出来ないブラーゼンは12周目のスプリント賞に賭けるが、残り5周で大規模な落車が発生。ブラーゼンも多くの選手が巻き込まれてストップ。新開は肩を強打しリタイアとなる。
レースは一時中断となり、残り5周で再スタート。12周目のスプリント賞の設定はなくなったため、下島がゴール勝負に挑む。
▲再スタートをきる集団
©YUKIO MAEDA/M-WAVE
先頭ではトレックの別府選手がリードアウトとなり、トゥーンス選手がスプリントを開始。後方からバーレーンメリダのコルブレッリが並ぶが僅かにトゥーンスが先着した。
ブラーゼンは下島の30位が最高位。日本人としては9番手だが世界の大きな壁を痛感する結果となった。
▲優勝は別府選手のアシストを受けたトゥーンス選手
©YUKIO MAEDA/M-WAVE