【NASU BLSEN CUP】
開催日:2020年4月29日(水) 13:00 レーススタート
開催地:Zwift Watopia “Sand and Sequoias”
レース距離:20.2×2+1.4km=41.8km
[今シーズンの開幕戦(?)勝利で飾った渡邊翔太朗がウイニングサインをゼッケンに記す/4人に絞られたマッチスプリントは佐藤(どちらか)が先行するが3番手から渡邊がするどい伸びを見せる]
5名に絞られた展開の中から圧倒的な出力スプリントを制した渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)が優勝。
記念すべき初回大会は那須ブラーゼン勢が終始レースを支配し、上位8名を独占する歴史的大勝を納めた。
動画配信の様子はこちら→https://youtu.be/GxnHuLhv5hw
レースは定刻13:00にスタートを切った。スタートから竹村拓(那須ブラーゼン)が落車(接続トラブル)に見舞われ、早速1名が脱落する波乱の幕開け。8名で進むメイン集団で序盤の攻防を進めることになる。コース序盤の灼熱砂漠地帯は、穏やかな平坦路が続くため、ここは8名一団でおだやかな立ち上がりとなる。
10km地点付近から迎える2.6kmの上り区間に向けて、様子を見ながらアタックに出た下島将輝(那須ブラーゼン)や柴田雅之(那須ブラーゼン)、谷順成(那須ブラーゼン)もメイン集団に引き戻され、レースは振り出しの状態で小刻みなアップダウン路を抜けて登り区間へ。
ここで存在感を示したのは西尾勇人(那須ブラーゼン)。Zwift巧者である西尾憲人(那須ブラーゼン)の鋭いアタックを皮切りに、佐藤大志(那須ブラーゼン)、佐藤宇志(那須ブラーゼン)などが追随し、ここで柴田が遅れる波乱が発生。この登り区間は西尾勇人がつくるハイペースに牽かれて一団ながら厳しい展開に。
この登り区間の頂上付近でたまらず遅れたのが下島。メイン集団はすなわち先頭集団となるサバイバルな展開はどのタイミングにおいても選手が一人動けば予断を許さない様相を呈する。
主要な登り区間を越え、周回の終盤に登場するアップダウン区間では各選手が満を持してアタックし、脚をみせ合ってスタミナを削り合うが、決定的な先行には至らず集団は6名へと落ち着く。
2周回目へ差し掛かっていく平坦路では西尾憲人選手がアタックにでるが、吸収。ここまでの攻防で消耗した各選手の脚の状態を反映してか、一旦体重比3倍強を維持する程度で2回目にして最後の登り区間へ。
30km地点、勝負どころの登り区間の手前にあるアップダウン区間に突入すると、ここまで息を潜めていた佐藤ツインズが相次いでアタック、しかし、ここで引き離されれば即脱落のサバイバルな展開であることから、全選手が反応してこれを封じる動き。
遂に34km地点の2.6km最後の勝負どころの登り区間へ突入すると、渡邊翔太朗(那須ブラーゼン)が猛然とアタック。全選手の必死に応戦するが、高出力の維持に全員が消耗を強いられる展開。西尾勇人、谷順成もアタック。特に西尾勇人のペースアップは効果的な攻撃に。この攻撃を受けて西尾憲人は集団につききれず脱落する。伸び縮みを繰り返しながら、かろうじてアップダウン区間と下り区間を利用して5名は一団を維持。
集団には徐々にスプリント勝負に向けて脚を温存する気配が漂う。しかし、ここで渡邊が早めの仕掛け。なんとか各選手がついて最後のスプリント勝負へ。
渡邊のさらなる加速に追随したのは佐藤ツインズと西尾勇人。しかし勇人を振り切って渡邊が先着。見事、初代NASU BLASEN CUPのチャンピオンに輝いた。
若杉厚仁社長コメント
「このような形にはなりましたが、シーズンの初戦と位置付けたバーチャル自主開催レースを無事に走り終えたこと、そして、見事渡邊選手が優勝を射止めたことを非常にうれしく思います。手探りな部分が多く、特に配信面には更なる強化が必要ですが、今後の長期化が予想される新型コロナ禍においても、那須ブラーゼンは、日頃から育てて頂いている地域への恩返しと共に、選手達が切磋琢磨しながらサポーターの皆さんと交流できるコンテンツ作りにいそしんでまいりますので、引き続き、応援の程、宜しくお願いいたします。」
-スターティングメンバ―-
・下島将輝
・西尾勇人
・渡邊翔太朗
・谷順成
・柴田雅之
・西尾憲人
・竹村拓
・佐藤大志
・佐藤宇志
-リザルト-
[NASU BLASEN CUP(第1回チーム内選手権]
1位 渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)
2位 西尾勇人(那須ブラーゼン)
3位 佐藤大志(那須ブラーゼン)
4位 佐藤宇志(那須ブラーゼン)
5位 谷順成(那須ブラーゼン)
6位 西尾憲人(那須ブラーゼン)
7位 下島将輝(那須ブラーゼン)
8位 柴田雅之(那須ブラーゼン)
DNF 竹村拓(那須ブラーゼン)
DNS 新開隆人(那須ブラーゼン)
DNS 小野寺慶(那須ブラーゼン)