【第四回NASU BLSEN CUP】開催日:2020年5月31日(日)
Stage 1 WHOLE LOTTA LAVA
13:00スタート
距離: 9.9km 獲得標高:130m
WATOPIAのVOLCANO内にある山岳コースのみを走るコース。
比較的緩い勾配のためクライマー以外の選手にもチャンスがある。
13:40スタート
Stage2 SANDS AND SEQUOIAS
距離:12km 獲得標高:0m
第一回NASU BLASEN CUPでも使用されたWATOPIAの砂漠地帯のコース。
今回のレースはNASU BLASEN CUP 史上初となる2ステージ制が採用された。
第1ステージ
序盤は平坦区間ということもあり、穏やかな展開となった。
登りに差し掛かると同時に優勝候補である渡邊翔太郎(那須ブラーゼン)が先行、その後ろを佐藤宇志(那須ブラーゼン)が追いかける展開に。その後、渡邊翔太郎が僅かに失速し先頭が佐藤宇志と入れ替わる形に。
ゴールまで1キロ地点という所で、猛追して渡邊らを吸収した集団から西尾勇人(那須ブラーゼン)、西尾憲人(那須ブラーゼン)の二人が兄弟で抜け出す。
勇人の強烈な出力に憲人が遅れ先頭は一人に。一人になっても踏みやめない勇人が勢いそのままにゴールに飛び込み悲願のNASU BLASEN CUP初勝利を挙げた。
後方では憲人に追いついた渡邊がスプリントで刺し2位に入り込んだ。
第1ステージリザルト
1st西尾勇人
2nd渡邊翔太郞
3rd西尾憲人
第2ステージ
登り区間がメインの第1ステージとは打って変わってほぼ平坦のこのコース。
事前の予定よりも2km延長されゴール前にテクニカルなアップダウンが設置された。
1kmのローリング区間の後、最初に飛び出したのは憲人、そこに柴田(那須ブラーゼン)、佐藤宇志が交互に仕掛け集団が活性化。
ここで谷順成(那須ブラーゼン)が一際強力なアタックで一人先行。そこに勇人がブリッジしレースは2対集団という展開に。
集団と10秒ほどのタイム差を保ちながら暫くレースは進む。しかしながら早めに追いつきたい佐藤宇志、渡邊らのペースアップにより集団は再び一つに。ここから集団内で激しいアタックが繰り広げられるも決定打は生まれず。
しかしゴール2km手前で佐藤宇志がアタックで抜け出す。そのままアップダウンのある森林区間に入った所で谷、勇人が追いつき三つ巴の展開に。それぞれが激しい意地のぶつかり合いを繰り広げる中で最後にスプリントで刺したのは谷順成。平坦区間がメインの第2回に続き二度目のNASU BLASEN CUPでの勝利を手にした。
第2ステージリザルト
1st谷順成
2nd佐藤宇志
3rd西尾勇人
【第2ステージ終了直後、総合優勝を決めた西尾勇人。選手の表情からレースの厳しさが伺える】
総合リザルト
1st西尾勇人
2nd谷順成
3rd渡邊翔太郞 佐藤宇志
-スターティングメンバ―-
・下島将輝
・西尾勇人
・柴田雅之
・渡邊翔太朗
・谷順成
・西尾憲人
・竹村拓
・佐藤宇志
・佐藤大志
選手コメント
西尾勇人
「今回は2ステージでどちらも10km前後の短期決戦だったので、得意なレンジでした。
1ステージ目は、スタートしてからコンディションの良さも感じれたので、落ち着いてレースを見極めて、自分の我慢できる範囲からアタックを仕掛け、見事にはまりました。
2ステージ目は、最後スプリント勝負になると思っていたので、抜け出しを計って逃げ切りを目指しましたが、うまくいきませんでした。
最後は意外とアップダウンがあったので、集団をバラバラにしてしまえばいけるかなと思いましたが、3位でした。
コンディションが良かったので、楽しく走れました!応援ありがとうございました!」
谷順成
「(勝利を決めた第二ステージは)終始アタック合戦の激しいレースでした。
自分もガンガンいこうぜという作戦で攻め続け、最後自分の理想の展開に持ち込めたのが今回の勝因でした!」
渡邊翔太郎
「今回の第1レースは登りゴールということで、先に抜け出しを図ってアドバンテージをつくる作戦でしたが、力が足りなかったため2ステージとも勝てませんでした。応援してくださった方々ありがとうございました。」
佐藤宇志
「今回のレースから初めてスマートトレーナーを使ったのですが、今までと比べてとても踏みやすく、レースの内容も積極的な走りができたんじゃないかと思います。結果として優勝することはできませんでしたが、自分の実力は出せたので後悔はないです。」
若杉厚仁代表
「今回のレースに関しては勇人の総合優勝で4回までに3人のチャンピオンが生まれたことでチームの層の厚さを実感できたことは大きな収穫でした。那須ブラーゼンカップはコロナ禍でスタートした新たな取り組みとして四回の開催をすることができました。配信やバーチャルレースといったチャレンジをできたことも組織として今後の糧になったと思います。今後は開幕戦のスケジュールが確定したので本格的なシーズンの開幕に向け改めて準備をしていきます。引き続き応援よろしくお願い致します。」