開催日:2020年6月27・28日(土・日)
開催地:福島県双葉郡葛尾村
レース距離
ステージ1a 33km(ロードレース・11km×3)
ステージ1b 11km(タイムトライアル)
ステージ2 56km(ロードレース・28km×2)
《出場選手》
・下島将輝
・西尾勇人
・柴田雅之
・渡邊翔太郎
・西尾憲人
・竹村拓
・佐藤大志
・佐藤宇志
公式サイト→https://tour-de-fukushima.jp/event/katsurao/
<INDEX>
・今シーズン初戦となるツール・ド・かつらお ステージ1aは下島が2位に
・アップダウンのあるタイムトライアルで渡邊が3位に
・雨のサバイバルレースで渡邊が3位に
今シーズン初戦となるツール・ド・かつらお ステージ1aは下島が2位に
新型コロナウイルスの影響により、レースの中止・延期が相次ぎ、
公式戦ではないものの隣接する福島県葛尾村にて開催されたツール・ド・かつらおが今シーズン初戦となった。
那須ブラーゼンとしては来月7月に開幕予定のJプロツアーを見据え、トレーニングレースという位置づけで8名が出走した。
ツール・ド・かつらおは2日間3ステージのステージレースとして開催され、コロナ禍により、数少ないレース開催であることから、コンチネンタルチームやJプロツアーチームを含む数多くの参加者が参加した。
1日目のステージ1aは、短い登りを含む11kmを3周する単距離決戦であることから、スプリントになると予想し、下島でステージを狙い、渡邊を総合エースに据えプランを組んだ。
レースは序盤から人数をそろえる那須ブラーゼンが積極的に動き、2周目は柴田が2名で抜け出すも登りで吸収される。
その後、3周目に佐藤宇志が集団に40秒ほど差をつけ単独で抜け出すも、登りで活性化した集団に吸収され、どれも決定打には至らず、ブラーゼンは集団スプリントに備える。
集団はペースアップなどにより、20名程度に絞られ、ゴールまでの距離を見誤ったブラーゼンはうまくトレインを組むことができない。
スプリントに向け備える集団からは、石原選手(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team)が抜けだし、逃げ切りが見える差で逃げる。
集団スプリントは下島と鈴木選手(宇都宮ブリッツェン)の一騎打ちとなり、スプリント中に逃げる石原選手を飲み込み、鈴木選手が優勝。下島は惜しくも2位となった。
渡邊がステージ6位、佐藤宇志が集団内でゴールし、ステージ優勝はならなかったが総合争いで有利に進めた。
【ステージ1aリザルト】
1位 鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
2位 下島将輝 s.t.
3位 石原悠希(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team) s.t.
6位 渡邊翔太郎 +1秒
22位 佐藤宇志 +11秒
アップダウンのあるタイムトライアルで渡邊が3位に
ステージ1aの約1時間半後に11kmのタイムトライアルが行われた。
前日の雨によって濡れたコーナーや、アップダウンが多いコースで、総合力が問われるコースとなった。
那須ブラーゼンはスピードのある総合エースの渡邊がトップから30秒遅れの3位、佐藤宇志が35秒遅れの5位に入った。
1日目終了時の総合順位は渡邊がトップから16秒遅れの2位、佐藤宇志が31秒遅れの4位となり、翌日の第2ステージに望みをつなげた。
【ステージ2bリザルト】
1位 留目夕陽(八王子桑志高校) 15分05秒 Ave.43.7km/h
2位 石原悠希(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team) +14秒
3位 渡邊翔太郎 +30秒
5位 佐藤宇志 +35秒
【1日目終了時総合順位】
1位 石原悠希(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team)
2位 渡邊翔太郎 +16秒
3位 香山飛龍(Yamanakako Cyclisme Formation) +17秒
4位 佐藤宇志 +31秒
雨のサバイバルレースで渡邊が3位に
翌日の第2ステージは、28kmを2周回する56kmのレース。
周回の中には激しい登りが複数含まれ、サバイバルな展開になることが予想された。
那須ブラーゼンは佐藤兄弟を中心に攻撃を仕掛け、渡邊はタイミングを見て抜け出しを狙い総合逆転を狙うプランでスタートした。
レースは登りで留目選手(八王子桑志高校)を中心にペースアップし、1周目にはメイン集団が10名に絞られる。
メイン集団に残ったのは以下のメンバー
・留目夕陽(八王子桑志高校)
・佐藤大志
・石原悠希(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team)
・渡邊翔太郎
・佐々木遼(Team GOCHI)
・鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
・佐藤宇志
・川野碧己
・島野翔汰(ボンシャンス)
・福田圭晃(Yamanakako Cyclisme Formation)
那須ブラーゼンは3名を送り込み、レースを有利に進める。
2周目に入り、佐藤宇志が留目選手と共に抜け出すシーンもあったが、集団は崩れず7名のスプリントへ。
最後はベストなタイミングでスプリントを開始した石原選手(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team)が優勝。渡邊は3位に入り、総合逆転はならなかった。
【ステージ2リザルト】
1位 石原悠希(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team)
2位 福田圭晃(Yamanakako Cyclisme Formation) s.t.
3位 渡邊翔太郎 s.t.
7位 佐藤宇志 +2秒
【総合順位】
1位 石原悠希(HINCAPIE LEOMO Bellmare Racing Team)
2位 渡邊翔太郎
3位 佐藤宇志
若杉社長コメント
今シーズン初戦となる「ツール・ド・かつらお」で、優勝とはなりませんでしたが、総合2・3位とまずまずの結果で終えることができました。
コロナ禍においてもチーム内選手権等を企画し、バーチャルではありますがレース機会の創出を行ってきましたが、一定の効果があったと再認識することができました。
来月から公式戦である「Jプロツアー」が開幕となりますが、さらにもう一段磨きをかけ、チーム一丸となって優勝できるよう準備していきます。
最後になりましたが、開催が難しい中、様々な対策をしたうえでレース開催していただいたLinkTOHOKU様、関係各位に御礼申し上げます。