昨日、ツールドとちぎが終わりました。

急遽参戦することになった今回のレース。シーズン初戦となったレースを振り返ります

まずは、初日のTT

右膝の故障からの復帰戦。痛みが出ないか不安でしたが、

痛くも痒くも無かったです。

かなりキツかった10分半。そのキツさの反面、自転車で追い込めて楽しかった。結果は全然でしたが、心は晴れました。

続く第2ステージ。

苦しいレースになることは予想してました。走るからには、絶対に最後まで諦めないことを意識してスタート。

最終日につなぐこと。そして今自分のできるチームへの貢献に全力を尽くすことが目標。

唯一できる貢献はKOMの手前の位置取り。しかし各チーム激しく位置を取り合う集団で、上手くチームメイトを引き上げられませんでした。

そして登りでドロップ。

最終日をスタートできるように、無心でペダルを回しました。たくさんの声援に力をもらい、べったでしたがなんとかゴールに辿り着きました。

ハンガーノックでフラフラ。ラスト2kmは頭がフワフワして夢を見てるようでした。”応援がすごかった”これだけはハッキリと分かりました。

昨日同様、レース中は膝の痛みと違和感無し。

しかし、ホテルに戻ってから少し痛みを感じました。

このレースに出場するにあたり、怪我を再発させないということは絶対条件だったので、夜はあまり眠れませんでした。

迎えた最終第3ステージ。

地元那須スタート。たくさんの人が応援に駆けつけてくれていました。

ステージ上からの景色は最高。

レースがスタートして、やっぱり膝が痛む。アタック合戦で集団のペースが上がり、苦しみながら後ろをヒラヒラ。

そんな時、

僕が尊敬する選手の1人であるシマノの入部選手が、「勇気ある撤退も必要やぞ」と声をかけてくれました。

この先のことを考えて、自分のためにもチームのためにもこのまま走るのはマズイと思い、

自転車を降りました。

結果はDNF

チームカーからレースを見届けて、ツールドとちぎは閉幕しました。

チームは最終日を終えて、総合8位。僕が機能せず、実質5人のチームにも関わらずチームメイトはベストを尽くしてくれました。感謝の気持ちでいっぱいです。

出場枠が空いた時、今のコンディションでUCIツールドとちぎを復帰戦にするべきかどうか迷いました。しかし、出場できて本当に良かったです。

チームメイト、スタッフ、そしてたくさんのファンの方々、ライバルチームの選手達、久しぶりにレースの現場で同じ時間を共有できたこと、自分にとって貴重な時間になりました。

今後のレースに向けて自分がやるべきことを、改めて教えていただいたような気がします。

膝の状態も無理をしなかったこともあり、心配していた以上に早く回復してます。

復活に向けて確実に前に進んでいきたいです。

 

チームへのたくさんのご声援、

本当にありがとうございました。

 

#ツールドとちぎ #那須ブラーゼン