更新遅くなりました。ブラーゼンにとって1年で最大の夢舞台が終わりました。
まずは、
大会関係者、ボランティア、スタッフの皆様、チームのスポンサー、サプライヤー様
そして会場で大きな声援を送っていただいたファンの方々、
今大会へのご支援、そしてたくさんのご声援ありがとうございました!
2日間あまりの声援のすごさに、これっぽっちも残らないぐらい力を出し切ることができました。本当に力になりました。
それでは、2日間のレースを振り返ります。
土曜日の那須塩原クリテリウムは完走16人のサバイバルレースに。大声援の力をもらいながら最後まで力を振り絞りましたが、チームから完走者すら出すことができませんでした。しかし、樋口が周回賞を取ってくれたことは良かったです。
レース後、とても悔しかったですが気持ちは暗くなりませんでした。明日のロードレースに向けて気持ちはすぐに切り替わりました。
ホーム戦に向けてチーム練を重ねてきて、今のチームはこんなもんじゃないと。明日やるしかないと思ってました。クリテはぼろ負けでしたが、結構自信もあり、楽しみでした。
そして迎えた日曜日の那須ロードレース。
雨で落車のリスクもあったので、序盤からアタックに反応しながら乗り遅れないように展開しました。スプリントになれば最後を任されていたのでレース中盤は集団内で我慢する走りにシフト。チームメイトと固まって集団で位置取りをしました。
レース終盤、前半の動きで脚が削られていたので、僕一枚で最後勝負するのは危険と判断し、悠人にも最後のスプリントを狙ってくれと伝えました。一緒にトレーニングしてきて分かってました。
彼はめっちゃ強いと…
普段のトレーニングから自信無さげに自分を過小評価する彼は予測不可能で、「いやー調子悪いっす」という彼に練習で何度も騙されてきました。料理への自信と勢いは結構感じるんですが笑
そんな悠人はシェフの才能もさることながら、レースの才能がピカイチです。栄養士ではありませんレーサーです。それが最初の設定です
魚も捌けて集団も捌ける二刀流なんです。
とにかく強いんです。
脱線しました。話をレースに戻します。
ラスト一周。チームメイトにトレインを引き上げてもらい、約30秒のパンチのある坂を越えて僕はBS窪木選手の後ろのポジションという好位置につけることができました。予定通りの10番手以内。久しぶりのJPTでの最後の戦いを前にゾクゾクしました。
あとはゴールまではゆるい登り。
残り1km先頭付近で若干ペースが緩んだ瞬間、後方からシマノの木村選手がアタック。これにBS橋本選手が乗って2人が抜け出す形に。
そこから集団内ではラストの位置取りが激しくなります。僕は密集する集団内で、前走者のバイクに前輪をとられてしまい、スポークが折れてしまいホイールを破損。
そんな中、悠人が混沌とする集団を捌いてゴールに食い込み惜しくも4位でゴール。
僕は埋もれながらですが、ゴールまで踏み切って20位でゴール。最後の位置取りで、もっともっと力強さとパワーをつけなければならないと感じました。個人的には悔しいラストで反省が残ります。
レース後、悠人が最後まで戦って4位に食い込んだことが嬉しくて「ありがとう」と声をかけにいったところ、彼は悔し涙を流してました。普段の彼からは想像できない姿でした。誰よりも強い気持ちで最後のスプリントを戦ってくれたんだと思います。
悠人だけでなく、前半の動きに対応してくれたり、最後に向けての位置取りでまとまってくれたチームメイトに感謝しています。
今回のレースでラストの連携や、終盤でのレース展開について改善点も見つかりましたし、次のレースが今から楽しみです。
引き続きチームが目指す優勝に向けて、最高の結果を得られるように若い力を合わせます。ブラーゼンの秘めたポテンシャルはまだまだこんなもんじゃないと思っています。
個人的にも怪我の影響で前半戦のほとんどを欠場して迷惑をかけたので、コツコツ練習を頑張ってレースで良い走りをして結果で返したいです。
今回は最高の結果で表現することはできませんでしたが、今後ともブラーゼンの走りを楽しみにしてもらえると嬉しいです。
繰り返しになりますが、
2日間チームへのたくさんのご声援ありがとうございました!