皆さま、ご無沙汰しております。
ツールドとちぎのレースプレビューにもありましたが、体のトラブルにより長期間自転車に乗れなくなりました。
そのトラブルについて昨日の診察で色々な事が分かってきました。病状は左鼠径部の皮膚腫瘍。場所は乗車時に骨盤を支える坐骨周辺です。MRI検査から悪性ではありませんでした。
4月9日に手術を行います。自転車のトレーニングが再開できるのは早くて3週間後になるとのことです。非常に残念ですが、4月のレースは全て欠場せざるを得ません。
大まかな回復時期が分かり、計画出来ることにひとつほっとしました。体の節々はいつも通りなので、ツールドとちぎ期間中からウォーキング→ウエイト→スイムというトレーニングの流れを少しずつ作っていました。
リズムはだいぶ狂ってしまいました。
土曜日に試しにmtbに乗ってみたものの1km持たず。また途方に暮れるなら乗らなければ良かった。
しかし、選手であるなら後退しかしなくても、それでも進まなければならない。
なぜなら、これまで応援してくれた人が居るからだ。
トレーニングを再開した昨年12月~開幕戦までの3ヶ月半。
19シーズンのスタートリストを考えれば今までと明らかに違う。それらと闘う為に、壁を乗り越える為に、準備してきた。
これは、昨年ツールド沖縄2回目の普久川ダムと小学校の登りを前で生き残ったメンバー達。この瞬間は僕の指標となった。自分の脚質も考えて今年を闘う為には、沖縄のあの日のパフォーマンスと感覚を意識して超えていく以外に、方法は無いと思っていた。だから調子をあげるのでは無くて、強化するトレーニングをし続けた。結果、開幕戦1週間前に3時間2000kj消費してから30分のパフォーマンスベストが出たり、練習後半の短時間インターバルがこなせてきたり、客観的にも向上がみられた。
だから立ち上がるのには時間がかかった。
気が遠くなるような期間を、10度にも満たない気温の中で、自分を突き動かしたエネルギーはどこか。それは、どんな結果でも背中を押し続けてくれた方々が居たから。
種火を切らさず、進み続けるために。
今日のブログを綴りました。