~テニスやってた頃にやっていれば!と思ったこと~
かつて通っていたテニスクラブのコーチから、補食・ドリンクは何を摂取すれば良いのか?という質問がありました。それをきっかけにテニス時代の食について思い返すことが多々あります。
心拍計にはじまり、エルゴメーターやパワーメーターまで登場したことで、自転車は運動量を正確に数値化出来るようになりました。最も言って過言ではないほど、運動生理学と密に関係してきたスポーツだと思います。自分の生まれる前からパワー(w)という単位を用いて研究が進められていたみたいです(fig1)。
fig1.[体力科学(1993) 42 , 406~414]
横軸の単位がパワー(w)。エルゴメーターで測定しているみたい。
テニスから自転車競技に転向したこと。また自転車という繋がりで龍谷大学の石原教授(スポーツ栄養学専攻)と知り合えたことも栄養学をかじるきっかけになりました。
話は戻って。
自分は小中高と10年間 硬式テニスを競技として打ち込んできました。その10年間でなんで気づかなかったのか?知らんかったんか?という事を自転車始めてから感じることが多いです。
補食、即ち、補給食
3食では賄いきれない運動量を消費するアスリートは、練習の合間に補食を摂ることで、異化状態を防いでリカバリーを促します。
テニスは2ゲーム毎チェンジコートの際に90秒、セット間には120秒の休憩時間があります。そこで座ってバナナや飴、ゼリーなどを摂っていました。
一方、自転車競技は止まって補給なんてことは出来ません。脚を回しながら、時には自分の閾値に近い状況で補食を咥えていることさえあります。
テニスコーチに驚かれたのは、「自転車は補給食からドリンクまで研究が進められているのか!?」ということでした。
自転車競技 「専用」とまでいえるほど、消化と吸収にフォーカスし研究された補給食が沢山あります。時には自己流で作ったりもします。食べる状況があまりにも過酷だからかもしれません。
テニスはパフォーマンスも勿論ですが、自転車よりも技術面で結果が左右されるスポーツ。そのためか練習中、試合中に摂取するエネルギーについての関心が薄い上に、研究も情報も少ないと仰っておられました。
テニス雑誌をみても、サーブのフォームなどの特集は多いものの、栄養面についての記述は少なく感じます。
中学生の試合でも、1セットマッチで1時間半の長丁場になることも。近畿大会の試合になると2セットマッチ。灼熱の中 2時間近く直射日光に当たる状況でプレーするわけです。
どう考えても、甘過ぎるスポドリとバナナだけでは足りるわけがありません。
(テニスやってた頃の唯一の写真、、、)
テニス時代のことを思い出すと、日頃の練習、食生活の中でコレを食べておくべきだったな🤔と感じることが多いです。
たとえば、、
フットワーク、ジャンプなど地面からの衝撃が多い種目だったので貧血対策にヘム鉄、牛乳と一緒にビタミンdを摂取すればより、骨太で振り回し🎾🏃♂️💨に強い身体が作れたかもしれませんね。サプリメントはあくまでも補助で、カラダのベースは食事から。
一朝一夕で変わるものでは無いですが、栄養面の工夫を積み重ねで、トレーニングをより効果的にできます。
灼熱地獄な夏の試合でmeitanさんの電解質パウダーを飲んでたら、、
過呼吸になったときにoxyshot 飲んでたら、、、!
などなど考えたり😂
今、自転車競技で摂取している補給食など、他競技に活かせそうな物があれば紹介して行きたいですね。
身体に入るものがパフォーマンスに直結すると仮定して、それが実感出来たら面白くありませんか?
何をどう摂るのか。栄養学の端っこしかかじってないので、改めて自分も見直したい思います🙄✊
(photo by 石原先生)
(大学最後のインカレ。自転車はサポート、テニスは対戦相手。どちらも一人では出来ないのです)