【 jclprocycle 秋吉台カルストロードレース】
雄大なカルスト台地とは裏腹に、
一周29.5kmの内、平均勾配15%の壁「カルストベルグ」を4回登る118kmのタフなコースレイアウト。
1周目から人数が絞られた。
2周目の下り区間で7名ほどで先行。しかしkinanが入って居なかった為、先手失敗。
牽制が掛かったタイミングでkinan、右京、宇都宮の有力3名が飛び出し。間髪入れずに「翔太郎Gooo!」と伝えると、しっかりと逃げグループに入ってくれた。
3回目の激坂まで粘ってくれてTOJに引き続きチームを助けてくれた。
3回目のカルストベルグ精鋭グループに先行されてこのときは「終わった」と思った。
そのときスタッフから「遅れちゃダメだぞ!」という檄が「後がねぇぞ」に聞こえた。
踏みやめるとトラウマになり苦しむことになる。過去2大会、同じ場面で切り捨てられてきた後悔の念。それを今回は逆手にとった。勇人さんと追走開始。冬場の周回練習が走馬灯のように頭でループする。
photo by Yosuke Suga
裏の登り口でぎりぎり逃げを吸収。後ろに付こうとしたが、今回もエースに勝負を任せる結果となった。
最後の激坂を登っている最中に、無線から3位と入ってきた。タカシと順成、ダブルエースは非常に頼もしく勇敢だった。
5人出走だったが、同じスピリットで共有できているからこそ着実に進歩していると実感した今大会だった。
何かあってもなんとかする(なる)っという気持ちでこのレースを走れていた。それは強いチームメイトに支えられていたからであり、僕は追い掛ける場面では大胆に立ち回れたんだ と分かった。前回のJCL大分・広島の空回りを巻き返せたことは、次に繋がる内容になったと思う。
チームは3位、個人16位と目標には届かなかった。この内容をゼロポイントとして、あたり前レベルを上げていきたい。
10月おおいた、その先のホームレース。
自分の脚質からみて勝利は困難だと思われるかもしれないが、それを可能にするための準備をしていく。
photo by nasublasen